はじめまして。このたび鹿児島県・種子島に「Cafe Burleigh(カフェ バーレイ)」をオープンすることになりました、宮園 京太郎(みやぞの きょうたろう)25歳です。
僕は鹿児島県の離島、種子島の中種子町という町で生まれ育ちました。地元の高校を卒業後は、島を離れフィリピンに語学留学、オーストラリアに2年間滞在、日本一周、ヨーロッパ一周。いろんな場所を旅してきました。
そして、次はニュージーランドに行こうと考えていました。
しかし、コロナ渦で旅を続けることが厳しくなり地元の島に戻ってきたのですが、高齢化とコロナの影響もあり昔からあったお店はなくなり、夜の商店街を照らす灯りは暗く、歩く人はほとんどいない状態になっていました。
そして綺麗なビーチには、たくさんのゴミ。
「この町の活気を取り戻し、自然を守る取り組みを発信していけるお店を作ろう」
そう思いました。
今回のプロジェクトのお話をする前に、僕の地元種子島の紹介を少しさせて下さい!
鹿児島県の佐多岬から南東約40㎞に位置する種子島は、西之表市、中種子町、南種子町からなる、南北に細長い島です。種子島は鉄砲伝承の地のみならず、実用衛生打ち上げ基地、種子島宇宙センターも有名です。
産業は農業が中心で、コシヒカリ、さとうきび、茶等の栽培が盛んです。また、トコブシ、イセエビ、ミズイカ等の新鮮な海幸が豊富です。
またサーフィンなどのマリンスポーツも盛んで、自然と遊ぶアクティビティが盛りだくさん!
▲中種子町の雄龍雌龍の岩と夕日
▲ヒラスズキを釣り上げる地元の先輩
▲2020/11/29のロケット打ち上げ
自然×歴史×文化×グルメ×宇宙
たくさんの魅力が詰まってます!!
地域が抱える課題を二つ挙げたいと思います。
一つ目は、
「高齢化により減少し続けるお店」
僕が住んでいる町は、高齢化が進み町の飲食店が徐々に減少しつつあります。チェーン店もなければ、若い世代の人がやっているお店もないので、これからさらに減少し続けるでしょう。
種子島の高校を卒業すると、島外の大学や専門学校に入学したり企業に就職したりする人がほとんどです。一度島を出て行ったとしても、「またこの島に帰ってきたい」と思わせる町の雰囲気作りを若い世代が作っていく必要があると考えています。
▲中種子町で24年間居酒屋「さぶちゃん」を営むご夫婦。
僕の父親と母親も20代の頃よく飲みに来ていたというここのお店。
今回お店を始めるにあたってたくさんアドバイスいただきました。
まだまだ元気で笑顔が素敵な2人。一緒に町を盛り上げていきます!!
二つ目は、
「綺麗なビーチに流れてくるたくさんのゴミ」
種子島の海は本当に綺麗です。海の水は透き通っていて、天気のいい日は海の底まで見えます。
ビーチクリーン活動では、1時間も拾わないうちにたくさんのゴミが集まります。環境問題という大きな問題に、どう考えていくかはとても難しいことだと思いますが、少しでも多くの人に、この問題に対して考えるきっかけを作りたいです。
▲定期的に行われているビーチクリーン
そこで、この二つの課題を解決するために、カフェバーとリフィルステーション(シャンプーや食器洗剤類などの計り売り)を融合させたお店をオープンしようと思いました。
まず初めに、「Cafe Burleigh(カフェ バーレイ)」の由来をお話しさせてください!
僕はワーキングホリデーでオーストラリアのゴールドコーストに在住していました。いろんな町を転々としましたが、その中でも印象に残っ