復活「初芳鮨」!亡き親方の想いを継承すべく新店舗として開業!

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■はじめに・ご挨拶

皆様、こんにちは。
私、横浜の寿司店「初芳鮨」に34年間勤務しておりました、冨宇加一雄(とみうかかずお)と申します。
こちらのクラウドファンディングページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
そして、初芳鮨で大変お世話になっておりました皆様、これまで本当にありがとうございました。
2月に新聞でもご案内した通り、初芳鮨は、2021年2月28日をもって閉店いたしました。

当時、初芳鮨にて撮影した写真
■コロナにも、奮闘していた初芳鮨

昨年(2020年)4月より、新型コロナウィルスの影響で、お店の営業は大変厳しいものがあったものの、多くのお客様の応援と、私の義父である親方を始め、我々スタッフの工夫で何とか乗り切っておりました。

在りし日の「初芳鮨」、店舗写真
■年が明け、事態が急変・・・閉店の背景

しかし、事態は急変してしまいます。
今年(2021年)の1月1日に突然オヤジさん(親方)が亡くなりました。そしてその一週間後から始まった二度目の「緊急事態宣言」。休業中だった初芳鮨はそのまま力尽き、我々従業員は解散することになりました。本当に申し訳ございませんでした。
横浜は福富町の地に開業し、60年以上の営業に終止符を打つことは、大変残念であり、悲しくもありました。
■胸が熱くなるお声の数々、本当にありがとうございます

新聞にて閉店のご案内をさせていただいた直後より、ご愛顧いただいておりましたお客様方からも、たくさんのご連絡をいただきました。

「本当なのか?信じられない」

「とても残念だけど仕方ない・・・今までありがとう」

「子供の頃から家族で行っていたのに、寂しい」

「大きなネタ、お腹いっぱいの想い出をありがとう」

そしてお言葉の中には、

「次はいつから始めるんだ?」

「あなたが息子さんなんだから、あとを継ぐんだろ?」

「親方の想いを踏襲してほしい」

「復活を楽しみにしているから!」

等々、温かいお言葉も多数あり、胸が熱くなりました。

そして店舗は解体となった・・・解体工事中の初芳鮨店舗内

■寿司職人一筋の人生・・・私にできること

正直申し上げますと、私自身、家庭があり家族を養わなくてはなりませんので、まず寿司職人としてどこかの寿司店に勤務することを考えました。何度もそちらの方向に、一歩が出そうにもなりました。
また、追い詰められた気持ちがあり、他の職業に就くことさえ考えました。

しかし、お客様からご連絡をいただくたびに、そしてそのお声を思い出すたびに、心が揺れ、いろいろ悩んでしまい、決断できずにおりました。
とりあえず無職ではいられないので、短期のアルバイトをしながら考えました。

そして、しばらく時間はかかってしまいましたが、ようやく決断いたしました。
18歳の頃から初芳鮨にて寿司職人一筋で生きてきた私に、やはり他の道はあり得ない。
もう一度、寿司職人としてやっていきたい。今度は自分のお店で、これまで同様、いやこれまで以上にお客様に喜んでいただき、その笑顔を見たい。
私は、自身がオーナーとなり、「同じ横浜の地に、新しく寿司店を開業しよう。そしてお客様のお声に応えるために、オヤジさんの想いを継承しよう」、そう決断いたしました。
■まずは横浜で物件探しから

この想いを、家族や地元の友人達にも話したところ、まるで私の決断を待っていたかのように、皆大変喜んでくれました。
家族や兄弟は、新しいお店でスタッフとして協力してもらえる