大阪市内に、本当に美味しい納豆を醸す「街の小さな納豆工房」を作りたい!

大阪市内に、本当に美味しい納豆を醸す「街の小さな納豆工房」を作りたい!
大阪は谷町の銘酒居酒屋「味酒かむなび」が、料理に使うために長年醸し続けていた自家製納豆。その美味しさに多くのお客様から「ぜひ販売してほしい」との要望があまりにも多かったのですが、その声に応えるべく「かむなび」の近くに新たに納豆工房を立ち上げ、全国の納豆好きの皆様にお届けすることになりました。

はじめに・ご挨拶

大阪城のお膝元~昔の街並みも残る静かな住宅街~谷町5丁目で、日本酒をメインとした居酒屋『味酒(うまざけ) かむなび』 を営んでいる、店主の伊戸川浩一と申します。
まだ大阪の飲食店が焼酎全盛期だった時期に、「日本酒をもっと気軽に楽しく味わってほしい」との思いであえて日本酒に特化したお店を始めて14年目。
お陰様で多くのお客様に愛され続けてここまで続けてきましたが、それよりも何よりも・・・
日本酒をきちんと扱う飲食店も着実に増え、「日本酒」自体の国内はもちろん世界中からの認知度も上がり、本当に日本酒にとって良い世の中になったなあ、と実感しています。

もちろん、「味酒かむなび」は、これからも素敵な店としてあり続けるつもりです。
ただ、「ちょっと日本酒以外のことで新しい世界を切り開くことができないかなあ???」という思いがムクムクと首をもたげてきました。

それが、「納豆」だったのです。
商品・お店が作られた背景

「日本酒」という、世界に誇る日本の発酵文化の賜物を扱っている以上、発酵食品は切っても切り離せない存在ですから、飲食業の世界に入りたての20年ほど前から、さまざまな発酵食品にチャレンジしてきました。
金沢に住んでいたおばあちゃんが作る「かぶら寿司」が大好きで、見様見真似で作り始めて今では当店の冬の風物詩に。
京都の有名な和食店で提供していた「鯖のなれ寿司」が忘れられず、雑誌に出ていたレシピ通りに作ったら1年目は7色のカビが生えてしまい、大失敗!(2年目からはちゃんと作れるようになりましたが)
納豆も、ある有名な俳優さんがふとご来店いただいたときに「ワラがあれば納豆は簡単にできるよ」との一言がきっかけで作り始めて、それ以来20年近く作り続けてきました。
納豆を使った数々の納豆料理はお店の看板メニューとして君臨し、雑誌で紹介されることも度々でしたし、「納豆は好きじゃないけど、かむなびの納豆だけは食べられるだよなあ」というお客様が何人もいらっしゃいました。

そんな中で「かむなびの納豆を分けてもらえませんか?」という声が少しずつ高まり、「それなら」との思いで納豆製造販売にチャレンジするにいたった次第です。
私たちの商品・お店のこだわり

「谷町納豆」は

培養された納豆菌は使わず、稲ワラに住んでいる天然の納豆菌で発酵させます。
⇒フタを開けたらビックリされると思います。納豆の中に切りそろえられたワラが何本も入っていますから。もちろんワラは取り除きながら召し上がっていただくのでちょっとだけ面倒かもしれませんが・・・それこそが谷町納豆の美味しさの源(みなもと)なのです。
能勢で長年にわたって有機農業を営む原田ふぁーむさんから頂いた無農薬のワラ。そこに住み着いている天然の納豆菌で仕込むと、培養された納豆菌に比べてゆっくり発酵がすすみます。ですので、市販の納豆に比べて発酵に2倍の時間がかかりますが、購入後もゆっくりと変化を楽しみながら味わっていただくことができます。
出来立ては、大豆本来の甘みが感じられるフレッシュな味わい。
寝かせると、納豆らしい風味と旨みが徐々にたっぷりと。
購入後は早めに食べることを推奨されている市販の納豆に比べて、納豆期は生きていることを実感していただきながら長~く楽しんでいただくことができます。
※食品表示法に従って記載する賞味期限に関しては、現時点では一般的な納豆と同様に2週間としています。

身元が確かで安心、そして何より美味しい大豆を使います。
⇒納豆用に品種改良された小粒大豆やひきわり大豆は使用