ご挨拶
初めまして。スープカレーなっぱ店主の中村和也と申します。
当店は、昨年の12月23日をもって大阪での約3年半の営業を終了し、岡山で3月下旬頃のオープンを目標に移転準備をすすめております。大阪でスープカレーなっぱを愛してくださった沢山の方からのご要望から、オープンに合わせてカレーの冷凍発送を始めたいと思います。少し長くなりますが是非この後の説明を読んでください。
プロジェクト立ち上げの経緯
大阪での3年間では、たくさんの方々にご愛顧いただき、多くの方に名前を覚えていただけるようなお店に成長させてもらいました。今回岡山で再スタートしますが、収束の見えないコロナ禍での不安は大きく、出来るだけ持続可能な営業体制にしていく必要性を感じていました。
大阪での営業が終わりに近づくにつれ、「遠くに行かんといてや!」「ネットで取り寄せとかでけへんの?」といった声を沢山頂戴し、岡山の店舗オープンのタイミングで冷凍発送を始めようと決意。しかし簡単ではありません。行政にその許可をとる必要があり、具体的には冷凍商品の製造室を店内営業の区画とは別に設け、また急速冷凍するための高額な専用の設備が必要となります。
ぎりぎりの予算で工事を進める中で、なんとか冷凍発送準備の予算を確保したのですが、そんな矢先に問題勃発。物件を改修する中で、想定外の地盤補強工事や配管工事が必要となり、工事費用は当初の想定より大幅に膨らんでしまっている現状です。冷凍発送は諦めるか・・・とも考えましたが、どうにかしていち早くこの事業を始めたい!
そんな経緯で皆様!冷凍発送を始める為にどうか力を貸してください!
スープカレーなっぱのご紹介
店主中村の歴史
今年で41歳になる店主は、20歳の時にスパイス料理に魅了され、当時サラリーマンとして働いていた岡山で仕事の休みの度にカレー屋を食べ歩いていました。その当時、行きつけだったのカレー屋のチキンカレーがとにかく美味しく、通いつめて発見した一つの気づきは、「そうか!カレーに一番大事なのは、素材からでる出汁※なんだ!」ということでした。(出汁と聞くと鰹節や煮干し、昆布など乾物からとるお出汁をイメージしやすいですが、ここでは肉や野菜などからでるスープの意味です)
その当時から周りの友達に自作カレーを振る舞っていたのですが、今思えばただの自己満足でした。玉ねぎを飴色に炒めたり、スパイスを自分で挽くなどの調理工程に酔いしれ、美味しいカレーを作った気になっていたのでしょう。
素材の活かし方次第でこんなに美味しいカレーになる。この気付きは、当時の自分にとってはとても大きな一歩となりました。
そして将来はカレー屋をやる!と23歳の時に決意し、サラリーマンを辞め、料理人としての道をスタートしました。まずはカレー屋を志す前に、素材の活かし方、特に出汁の取り方を習得しようと、出汁の取り方でもさまざまなアプローチのあるフランス料理に興味を持ち、大阪のフレンチレストランで約6年修行を積みました。その間、特に野菜のスープに没頭したことで野菜に魅了され、火の入れ方や味の引き出し方を研究し、その後いくつかのお店で経験を重ねながら、傍でカレー作りを続けました。
そして、自分の一番の強みとなった「素材を生かした出汁(スープ)」を主役にし、「野菜」をもう一つの主役にしたカレーを作るという自分の方向性が確立し、長い年月を経て遂に「スープカレーなっぱ」が誕生しました。
定番 鶏ざんまい
季節限定メニュー「エビの国から」
スープカレーなっぱ の歴史
・2017年