分な教育援助資金が支給されているとは言えません。そのため学校設備のメンテナスに資金が充てられなかったり、ICT教育のためのテキストやコンピュータ、実験室等の教材が不足していたりと、質の高い教育を受けられる環境ではありません。
4. 保護者の教育への理解が十分に得られていない
未成年の夜間外出が蔓延しており、中にはアルコールやドラックに手を染める未成年者が発生しています。
5. エンターテイメント不足
コミュニティ内に、放課後子供達が打ち込める選択肢が少ないため、子供達のアルコール摂取問題や薬物乱用問題が発生しています。
6. 早期結婚・若年妊娠
セイチェレ村では、学校教育を終えることができない女子学生の割合は男子学生の割合より高く、貧困のために子供を早婚に追い込む親も多くいます。
7. 無医村問題
村に唯一存在する診療所には医師がおらず、助産師と看護師のみで運営されています。重い疾患を抱えた患者は、隣のコミュニティの中規模病院まで通院しなければいけません。
これら、社会課題の根本的な原因を突き詰めた結果、
全ての原因がセイチェレコミュニティが慢性的に抱えてきた….から生じることが分かってきました。
そこで、我々ViVIDは住民達の要望に応えるべく、
と題し、
セイチェレが抱える貧困問題及び゙貧困問題に起因する諸社会課題を
「農業×教育×ジェンダー」
で解決し、
全住民とステークホルダー(関係者/団体)を巻き込んで、
新しい価値創造と機会創出で地域活性化を目指すことになったのです。
ViVIDは、セイチェレ村の約80%を占める家族農家、多くの女性が働く仕立て屋、4つの学校に対して、農業、ジェンダー、教育の視点から、貧困問題及び貧困問題に起因する諸社会問題を課題解決し、全住民とステークホルダーを巻き込んで新しい価値創造と機会創出で地域活性化を目指していきます。また、緊急支援事業として新型コロナウイルス感染症予防対策を実施することで、皆が安心・安全に事業に取り組める環境を整えます。
1. ViVIDが農地を購入し、ポポーパイロットファームを運営
セイチェレでは村長から住民に等しく土地が分配されています。このようなコミュニティ構造を考慮して、ViVIDは村長から農地を購入し、ポポーを栽培するパイロットファームを運営します。パイロットファームでは、ポポーのより良い栽培管理方法を現地ワーカーと策定します。(ポポーはパパイヤ科の果物で村長の育てる甘い品種が現地で人気です。隣国のブルキナファソへも輸出されることもあるそうです。)
2. ポポーの加工品製造で産業活性化!
ポポーの加工品製造・販売をする。セイチェレの日雇い労働者にポポーの加工品製造・販売といった新たな労働機会を提供することで、貧困・飢餓の解決を目指します。
(ガーナ・セイチェレ村の唯一のポポー農家)
3. 採集したポポーの種を農家に配布する
ポポー栽培をセイチェレの農家の1つの選択肢とするために、ポポーの種を無料で近隣農家へ提供します。ポポー栽培を広めることで、セイチェレ全体のポポー生産量・販売量を増やし、ポポーを活用してセイチェレの知名度向上を目指します。
4. ポポー狩りを開催し、訪問客・観光客を増やす
「ポポー狩り」で、コミュニティ外からの訪問者数・観光客数を増やし、地域をより活発化させます。これにより、一次産業以外から得られる住民の収益を向上させ、地域の貧困解決を促します。
1. 住民を選ばず、取りこぼしなく支援する。
ViVIDは、2021年12月から農