ガーナ・セイチェレ村に、自分らしく生きる機会を!

します。

セイチェレでは、家族を養えず子どもが早期結婚に追い込まれたり、親の目の届かないところで望まない若年妊娠に追い込まれたりといった理由で、女生徒が学校をドロップアウトしてしまうケースが少なくありません。学校をドロップアウトした女生徒は、その後の就業機会も少なく、貧困のループから抜け出せない状況があります。また、貧困で女性が必要な生理用品が満足に買えない状況であることも、問題となっています。そこで、これらの課題を解決するために、下記2事業を行います。

1. 自分たちで生理用布ナプキンを作成!〜お洒落な布ナプキンから女性たちのunhappyをワクワクに〜
セイチェレにいる仕立て屋達と協力して、布ナプキンの講習会を全希望者を対象に行います。布ナプキンを製作する技術を身につけることで、貧困下でも自分で生理用品を準備できるスキルを身に着けてもらいます。また、unhappyな生理期間を少しでもワクワクした気分で過ごせるよう、お洒落なアフリカ布を使用します。

2. 正しい性教育を届け、自らの体を自分で守れるように!
正しい性教育を提供することで、女子生徒が自分の体を自分で守れる知識を身につけ、望まない妊娠によるドロップアウトを防ぎます。また、男子生徒に対しても同様に性教育を行うことで、男子生徒も正しい知識を持ち、自分自身とパートナーが望まない状況に陥ることを防ぎます。

国際NGO ViVIDでは、前回のクラウドファンディングで頂いた資金を財源に、2020年4月より緊急コロナウイルス感染症予防対策事業を行ってきました。当該事業では、これまでにセイチェレ村の全住民に、布マスクを配布し、コミュニティ内13カ所に簡易手洗い場(ベロニカバケツ)を設置しました。幸いなことに現在までセイチェレ村では陽性患者が確認されていません。しかし、コロナウイルスがもたらす経済的な影響がセイチェレ村のような小さなコミュニティにも大きくのしかかっています。コロナウイルス予防対策を行いながらも、新たに生まれた社会問題を見つけ出し、解決の糸口を探っていきます。

1. 住民に対して継続的な新型コロナウイルス感染対策の呼びかけ
我々がこれまでセイチェレ村で実施した新型コロナウイルス感染症予防対策は、最低限の感染予防対策を講じる(マスクの配布、手洗い場の設置)のみにとどまっています。今回のコロナウイルス感染症予防対策事業では、セイチェレ村の住民に対して、さらに長期的な目線で感染症予防対策を実施します。

2. コロナウイルスによる生まれた社会課題調査
上述の通り、コロナ感染者が発生していないセイチェレ村へも、経済的影響が重く乗りかかっています。今後は、コロナ感染症によって生み出された新たな社会課題を調査し、改善策を講じることが必要となってきます。コミュニティ内の社会課題を見つけるために、他の途上国や他のコミュニティの活動調査、コミュニティ住民へのアンケート調査、コミュニティ内の公衆衛生学調査を行っていきます。

3. 布マスクの作成と配布
フェーズ IIでは、現地の仕立て屋をほぼ全員雇用して、2歳以上のセイチェレ住民全員のマスク計4,649枚を製作&配布しました。この事業でも更にセイチェレ村での布マスク作製と配布の支援を継続的に行っていこうと考えています。コロナウイルスの予防策として有効なマスクが継続的に住民の手に入る機会が十分にあることは、とても重要です。またこの活動では、仕立て屋の雇用を行うことで経済的な支援にも繋がります。アフリカ布で作られた色鮮やかな布マスクでセイチェレ村の