[1] はじめに・ご挨拶
はじめまして。私は東京農業大学の学生ベンチャー・うつせみテクノ代表の秋山大知と申します。現在東京農業大学の4年生で大学院進学を予定しており、日々勉強や卒業研究を行っています!
弊社は現在、食料・環境・エネルギー・人口増加などの解決につながる「昆虫食」に着目し、東京農業大学・バイオロボティクス研究室と、食品リサイクル大手ウム・ヴェルト株式会社様、食用コオロギ生産を行っている太陽グリーンエナジ株式会社様、バグズファームを運営されているRON株式会社様らと協力をして、特に日本で大きな課題となっている食品ロスを昆虫用エコフィードとして設計・開発し、これを用いた代替タンパク質生産システムを構築するための研究・開発を中心に、新しい日本昆虫農業や食文化創出を目指しています。
[2] 今回のプロジェクトに関して
うつせみテクノは現在、うつテクサポーターという形で複数大学の学生に活動参加をして頂いております(2021年4月時点8大学)。今回はこのうつテクサポーターと協力して、昆虫食がより身近になるように新しい昆虫食品開発を、我々大学生の視点・アイデアで企画・商品開発・販売をしていきます!
また、販売については、既に販売実績のある東京農業大学内・生協様や道の駅かぞわたらせ様を始め、2021年4月にオープンしたばかりのECサイト「うつせみAgri-Port」を予定しています。特に昆虫自動販売機による展開を検討しており、ご支援が頂けましたらその第一弾として北九州市小倉にあるSDGs商店街こと「魚町銀天街」に設置することになっています。商店街の皆様とはこれまでも交流させて頂いており、自動販売機の装飾や設置時には商店街を中心に地域社会の方を巻き込んだイベントも同時に開催したいと考えています!
昆虫食をより身近にするために、ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします!!
[3] 今回のプロジェクトに至った経緯
皆さんは昆虫食と聞くと、どのようなイメージをされるでしょうか?
「罰ゲームで食べるもの?」「ゲテモノ?」「海外だと食べてる人が多い?」「栄養が豊富って聞くかも?」「環境に良い?」「最近ニュースでよく見るかも?」
昆虫食はFAO(国連食糧農業機関)の2013年に「食用昆虫-食料及び飼料の安全保障に向けた将来の展望-」で”昆虫食が従来の家畜や飼料の代替となり、地球環境と健康と生活に有益である”ことが報告されてから徐々に注目をされ始めました。昆虫は従来の牛・豚・鶏などの家畜と比較して同等以上のタンパク質を有しながら、生産時の温暖化ガスの排出は非常に小さいため、特に環境に良いことが言われています。
出典:東京農業大学バイオロボティクス研究室
これまでも昆虫食に関して様々な企業・団体様の取り組みがありましたが、特に注目をされ始めたきっかけの一つとして、2020年に無印良品様から販売された「コオロギせんべい」が大きいと考えています。同様にPASCO様とFUTURENAUT様のコラボ商品の「コオロギのフィナンシェやバケット」といった商品も販売され注目・即日完売となりました。これら以外にも現在昆虫を使った商品が続々と市場に出てきています。 世界の昆虫食の市場は2019年度時点では約70億円のところ、2025年度までには約1,000億円規模になるとも言われています(出典:日本能率協会総合研究所)。
このようなポジティブな背景がありますが、昆虫食に対してネガティブなイメージを持っている方が多いことも現実です。そもそも見た