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山に学び、山を学び、山で学ぶ。九州に登山者のための「学びの場」を作りたい!
6 ~ 7 分
山はかけがえのない学校です。山は私たちの心身を豊かにしてくれます。単に登るだけではなく、知識や技術を身につけて登山をより深く有意義なものにする。山の恵みや不思議を再発見し、感動を共感の輪でつないでゆきたい。そんな思いのもとに四人のメンバーが集まりました。
私は代表の岩永正朗と申します。1978年、長崎市生まれ。屋久島で山の魅力を知り、現在はプロ登山ガイド、山のイベント企画、山岳雑誌への執筆などを行っています。
代表の岩永です。
私たち四人は、山雑誌「のぼろ」やかつて九州を中心に一世を風靡した季刊誌「GREEN WALK」にて取材・執筆・編集に携わっていたメンバーです。現在の職業はプロ登山ガイド、ネイチャーライター、エディターとさまざまですが、共通しているのは「山を愛してやまない」こと、そして「山の文化を未来へつないでゆきたい」という思いです。
山學舎のメンバー。左から代表の岩永、フリーエディターの中村、プロ山岳ガイドの徳永、フリーライターの米村です。
私たちは、山を愛するたくさんの人々と手をたずさえて九州を拠点に「山學舎」を立ち上げ、それを通じて安全登山に欠かせない知識や技術を学ぶ場、登山文化を継承する場、登山者相互の交流の場を作りたいと考えています。
もっと深く山を楽しむために
山ガールブーム、SNSの普及など山を取りまく環境は大きく変わり、老若男女を問わずたくさんの人たちが山に登るようになりました。中高年登山者主体の百名山ブームのころに比べると、山が華やかになった感があります。また、ウエアも道具も軽量化し、機能も進化して、より快適に登山を楽しめるようになりました。
ウエアも道具も進化したけれど…。
その一方で、山岳遭難事故は右肩上がりで増え続けています。その要因の一つに「学びの場の減少」があり、先人たちが培ってきた自然に対する知識や洞察、数々の登山技術が受け継がれることなく途絶えようとしています。
遭難事故の詳細を見るとき、ちょっとした知識があれば防げた道迷い、たった一つの技術で回避できた滑落など枚挙にいとまがありません。知識と技術は、欠くことのできない山の命綱。同時に、感性をより豊かにし、もっと登山を楽しくしてくれる根源的な力でもあります。
そこで、私たちは、山を愛する人たちと手を携えて知識や技術を学ぶ場を作ろうと思い立ちました。それが「山學舎」プロジェクト。合言葉は「山に学び、山を学び、山で学ぶ」です。
知識と技術を身につけてステップアップ。
Webマガジン「月刊 山學舎」の発信!
私たちは、山の不思議や恵みを再発見し、それぞれの小さな感動を共感の輪でつないでゆきたいと思っています。それを実現するため、紙媒体による山情報誌の定期刊行を考えました。しかし、印刷費、制作費、流通経費、倉庫費など費用がかさみ、到底手を出せるものではないという結論に至りました。
では、どうするか?
私たちは、オンラインで楽しめるメディアを作ることにしました。一般的なホームページやブログとはひと味違う「月刊 山學舎」を配信いたします。内容は、それぞれの山の魅力を伝える特集をはじめ、頼りになるルートガイド、役に立つコラム、未来に残したい山岳風景の紹介、動植物に関する読み物、ビギナーのためのQ &Aコーナーなどを考えています。その他、開花情報、登山口情報、林道情報、イベント情報といった最新情報も随時