北アルプス山麓から自然の恵みをまるごと詰め込んだミールキットを届けたい

北アルプス山麓から自然の恵みをまるごと詰め込んだミールキットを届けたい
長引くコロナの中、旅行ができない人にも信濃大町を楽しんでもらいたいという願いから生まれたミールキット「北アルプスさいわい便」。大町が誇る2軒のレストラン「農園カフェ ラビット」と「山麓ファームダイニング 健菜樂食 Zen」から、自然の恵みをまるごと詰め込んだ食材とレシピをお届けします。


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北アルプス山麓から自然の恵みをまるごと詰め込んだミールキットを届けたい
6 ~ 7 分

はじめまして、長野県大町市を中心に活動しているまちづくりNPO「ぐるったネットワーク大町」の鈴木と申します。このたびは私たちのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
こんなプロジェクトです

今回スタートする「北アルプスさいわい便」は、北アルプス山麓の自然の恵みをご家庭で楽しんでいただくためのミールキットです。新鮮な野菜とジビエ料理が評判の「農園カフェ ラビット」と、麦から育てた全粒粉料理が美味しい「山麓ファームダイニング 健菜樂食 Zen」から、こだわりの食材とレシピをお届けします。

12000円コースのリターン「鹿肉の赤ワイン煮」と「玄麦リゾット」のお届け内容

私たちの住む信濃大町は、屏風のような北アルプスの山々に抱かれ、清冽な渓流と湖、豊かな森と田園に恵まれた地方都市です。観光には力を入れており、外国人観光客も年々増えているところでしたから、今年のコロナ禍では大きな打撃を受けました。

「信濃大町に遊びに来たくても来られないお客様と、苦しい飲食店をつなぎたい」というまちづくりNPOの思いと、「旅行ができない人にも信濃大町を楽しんでもらいたい」という2軒のレストランの願いから、今回のプロジェクトが始まりました。

コロナがどうあろうと、自然と共にある暮らしは変わりません。自分で種をまき、育て、収穫し、調理する。時には捕獲した野生の命をいただく。「農園カフェ ラビット」と「山麓ファームダイニング 健菜樂食 Zen」も、まっすぐで丁寧な暮らしの中から、心と身体が喜ぶ料理を提供しています。

今回お寄せいただいた資金はすべて「北アルプスさいわい便」の開発に使わせていただき、リターンとして今回のためにそれぞれのシェフが考案したレシピと厳選食材をお届けします。

本物の素材を使って、自分や大切な人のために、いつもより少し手をかけて料理する。そんな贅沢をお楽しみください。
「農園カフェ ラビット」~心と体と環境によいものを

「農園カフェ ラビット」は、自家栽培の新鮮な野菜とジビエ料理が味わえるレストランです。春は黄色い菜の花、初秋には真っ白いそばの花が一面に咲き誇る、美しい中山高原にあります。オーナーシェフの児玉信子さんは東京都出身。学生時代はオートバイ競技に没頭し、大企業に就職したものの一転して料理人を志してアメリカに渡りました。カリフォルニアでシェフとして働く傍ら、ファーマーズマーケットを手伝う中で素材の大切さを実感します。2007年に帰国後大町市に移住し、自家栽培の野菜を使った完全予約制のレストランをスタート、その後2012年4月に中山高原に「農園カフェ ラビット」をオープンしました。

5月の中山高原から北アルプスを望む  奥の右側に見える赤い屋根が「農園カフェ ラビット」

今でこそジビエ料理が看板メニューのラビットですが、最初からそれを目指していたわけではないと児玉さんはいいます。畑がシカやイノシシに荒らされることが多くなり、被害を減らすために狩猟免許を取って自ら捕獲・解体・調理までを行うようになったのだとか。旬の野菜や果物をはじめ、地域の食材をおいしく無駄なく活用する児玉さんにとって、いただいた野生の命を粗末にせず、食材として活かしたいと思うのは当然のことでした。研究を重ね、2013年からは「信州ジビエマイスター」として、料理講習会やレシピ開発にも活躍しています。

グランピングのイベントで調理をする児