ひらべえしという言葉を知っていますか?
ひらべえしは、日本の美しい原風景が残る
山梨の小さな集落の名前です。
ひらべえしをとりまく自然環境は
地域住民だけでなく
ひらべえしを愛し訪れる人
みんなの宝です。
しかし一方で過疎高齢化の問題が
深刻になりつつあります。
そんなひらべえしに
突如、ソーラーパネル設置による
開発問題が持ち上がりました。
わたしたちは
「地域の方が守り続けてこられたこの景色を
未来の子どもたちに手渡したい!」
その一心で設置計画を止めました。
そして、予定地だった遊休農地を買い取り
農地として活用することに決めました。
こんな時代だからこそ
みなさんと一緒に
美しい景観、そして豊かな自然環境を
未来に繋いでいけたらと思います!
どうぞ、わたしたちにお力を貸してください!
力を合わせてがんばったメンバーです。
ごあいさつ
はじめまして。わたしは上鶴恵子と言います。山梨県富士川町平林地区(通称:ひらべえし)に、突如持ち上がったソーラーパネル設置計画(49.5kwの小規模施設)に対し立ち上がった「ソーラーパネル設置を考える有志の会」事務局を担当しています。
当会は、Uターンで平林に戻ってきたメンバー、両親の実家に住むようになったメンバーや移住者など平林が大好きなメンバーで構成されています。
クラウドファンディングに挑戦することで、予定地だった遊休農地の買い取り資金等のご支援をお願いすると同時に、ソーラーパネル設置計画の阻止事例があることを知っていただければと思います。最後までお読みいただけると嬉しいです。
生活圏の真ん中が予定地でした
守りたい風景とこれまでの経緯をお伝えします。
●「ひらべえし」ってこんなところ!
平林地区は標高約800m、南アルプス山系櫛形山の中腹に位置し、富士山の見える棚田の里として知られている山間地域です。人口約250人、そのうち4割が一人暮らしのお年寄りという高齢化の進んだ過疎地です。ここに住む人たちが守り続けてきてくれた景色に心動かされた移住者は、全世帯数の2割を占めています。
櫛形山から見下ろした集落は、まるで外国の田舎のような美しさ。奥は甲府盆地。棚田は緑のダムと言われており、石垣などを住処にする生き物もたくさんいます。
あまり知られていませんが、平林地区には「種の保存法」という法律で「国内希少野生動植物種」として定められたイヌワシ、クマタカ、ハヤブサが飛んでくることがあります。環境省が選定する「生物多様性保全上重要な里地里山」で、山梨県内では6箇所のうちのひとつで貴重な里山です。
山梨県指定の天然記念物である樹齢1200年の大杉が聳える「氷室神社」へ続く石段。
豊かな水は、豊かな山が育んでくれる。だから山に人が住むことは、街の暮らしを守ること。
南アルプス山系の水で育まれた棚田米、寒暖差で味が濃くおいしい平林トマト、みずみずしい大根などが名産です。お餅つきの臼の産地としても有名で、現在は二人の若い職人さんがその技術を受け継いでくれています。
手積みの石垣が残る棚田の風景。
寒暖差のおかげで味が濃く、おいしいと評判の平林トマト。
●こんな「ひらべえし」に開発の手が!大ピンチ!!
2020年7月に、ソーラーパネル事業者により、遊休農地にパネル220枚を設置する事業計画が進行していることがわかりました。
脱炭素社会に向けて、再生可能エネルギー開発の普及が求められていますが、一方で、太陽光発電開発は地域とトラブルになるケースが相次いでいます。
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