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鹿児島県日置市日吉町に、日置島津家の菩提寺である
大乗寺跡で墓守をする陶芸家の兄弟がいます。
西郷隆文氏、等氏は、明治維新で活躍した西郷隆盛のひ孫にあたります。
西郷隆文氏は、2018年5月に70歳で勇退するまで、約21年間、鹿児島県
薩摩焼協同組合の初代理事長を務め、
薩摩焼の伝統を守りながら、薩摩焼の普及・発展に尽力してきました。
しかし、隆文氏にはずっと心に秘めた想いがありました。
2018年、隆文氏は理事長を退任しました。
「新しいことにチャレンジできる」
そう隆文氏は思いました。
以前から相談があったシラスバルーン(鹿児島県工業技術センターが研究開発した、火山噴出物のシラス粒子を発泡・膨張させた中空ガラス球状体)を原料の一部に使った商品開発に着手しました。
シラスバルーンを使用した陶器は、重厚感があるのに軽く、使い勝手が良い作品として開発は成功し、「薩摩CB黒楽」と命名しました。
隆文氏の祖父である、西郷菊次郎は日本統治下の台湾で宜蘭県の知事を4年半
務め、反日活動を行っていた住民たちを説得し教育や治安の向上をはかった
だけでなく、毎年氾濫していた川の治水工事に着手するなど
近代化と発展の道筋を作りました。
完成した堤防を「西郷堤防」と呼び、その功績をたたえる
『西郷庁憲徳政碑』と刻まれた石碑が今も残っています。
そのご縁から2019年6月に宜蘭市からの依頼で西郷菊次郎の没後90年を記念した企画展「回顧祖父西郷菊次郎-西郷隆文、西郷等兄弟展」を
宜蘭市文化センターで開催し、研究開発中の「薩摩CB黒楽」の抹茶碗の試作品の他、薩摩焼を約100点展示したところ、好評を博しました。
隆文氏は、この展覧会を通じてある構想が浮かび上がりました。
「日本と台湾の文化交流を深め、日本の若い陶芸家に繋げていきたい。
それが、私の責務である。」
隆文氏は2回目の展覧会の準備に着手し、2020年の5月に日台交流協会にて講演会と展覧会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまいました。
しかし、隆文氏は諦めていません。
「次の世代に繋げるために、私がやらなければならない。」
シラスバルーンを活用した焼き物の実用性を高め、
日本の和食器を台湾に広めたい。
現在、隆文氏は今年秋から来年春にかけて展覧会開催の予定で調整中です。
①日本台湾交流協会での講演会・展覧会
(薩摩焼、西郷家、鹿児島について講演予定)
②台北市日本工商会での講演
③台湾鹿児島県人会での講演
上記を通して親日家の多い台湾での人脈を作り、日台の若手作家の文化交流・市場開拓につなげたい。
しかし、陶芸品を台湾に送るためには、作品を梱包しコンテナで輸送するため、
それには、多くの費用がかかります。
台湾での展覧会開催の資金を集めたい。
どうか、皆様のご支援をよろしくお願い致します。
◆返礼品
プラン①本格芋焼酎「西郷庵」2本入
[限定20セット]
原材料:さつまいも、米麹、内容量:720ml、アルコール分25度、
製造者:東酒造㈱
南州神社の中庭に西郷庵というお休み処を商っていました。
その時に友人の一言「西郷庵」の焼酎を作ったらとの提案で出来た商品です。
プラン②米焼酎(Saigosan、Arikanasan)+青蛇蝎ショットグラス1個
[限定30セット]
(1)Arikanasan(原材料:米、麦麹、内容量:200ml、アルコール分25度、
製造者:ゑびす酒造㈱)
(2)Saigosan(原材料:米、麦麹、内容量:2