さいたまを激辛の聖地に! 世界の唐辛子を育てる『とうがらし専門農園』を作りたい!

さいたまを激辛の聖地に! 世界の唐辛子を育てる『とうがらし専門農園』を作りたい!
今年就農した女子3人で、世界のとうがらしを作る「とうがらし専門農園」を立ち上げました。世界で3000種以上も作られ、知れば知るほど興味深いとうがらし。それなのに、日本の唐辛子自給率はわずか10%!それなら私たちが作ります。激辛好きが喜ぶような世界じゅうのとうがらしを作り、畑を真っ赤に染めたい!

今年3月、農業法人「十色(といろ)」を立ち上げたわたしたち

こんにちは、今年3月、さいたま市で独立して農業法人を立ち上げた「合同会社十色(といろ)」の代表、サカール祥子(さちこ)と申します。
わたしたちは女性3人で「農作物の生産」および「農体験イベントを主催」する会社を運営しています。

なぜ、もともと農家でもない女子3人が就農したのか?

【農業との出会い】

わたしたちは学生時代〜社会人にかけて、それぞれ、さいたま市の「見沼田んぼ」と呼ばれる農業地域で、週末に農業をする団体に所属してきました。
自分で作ったものを食べる楽しさ、自分でやったことがダイレクトにつながる面白さ、それとは裏腹に自然に翻弄される無情さを経験し、農業が大好きになりました。

【耕作放棄地問題にぶつかる】
その後、福祉系のNPO法人で、農体験イベントを企画・実行する事業を立ち上げました。
障害のある子ども向けに農体験イベントを実施していくなかで、周辺の農家さんやNPO法人のスタッフが高齢化し、後継者が見つからずに耕作放棄地が増えている実態を知りました。

【コロナを機に独立を決意】
「もっと自分たちの手で農業に取り組んでみたい!」と思っていたタイミングで、コロナにより世の中が大きく変わったのを感じました。そんな中、3人で何度も話し合い、「見沼田んぼのこの環境を守れるのは自分たちしかいない!」と一念発起!十色設立に至りました。

サカール祥子 十色代表
東京農業大学大学院造園学専攻修士課程修了。その後、川口市の障害福祉施設で就労継続A型作業所の勤務を経て、 NPO法人の立ち上げ・事務局を経験。長期で旅行に行くのが好きで、ブータンやタイなど数多くの国を訪問。夫はハンガリー人。長年、見沼田んぼ農地の活用を進める活動をしてきた経験から、十色では周辺の農家や団体との連携、市や県との交渉を担当。

釘宮 葵
IT系ベンチャー企業に新卒入社。4年間がむしゃらに働く。その後、1度きりの人生だから!とネパールとタンザニアにボランティアへ。帰国後はWeb系制作会社に入社。働き方は色々あっていいのでは?と8年間にわたり、福祉系のNPO法人とWワークを実施。100人以上を集めた大人の大運動会の主催経験あり。十色では広報まわりとイベントの組み立てを担当。

松葉 早智
大学卒業後、陸上自衛隊に入隊、約4年間勤務。退職後、ワーホリで渡仏。現地でバックパッカー、ファームステイ等を満喫。帰国後は仏系イベント会社に4年半勤務。現在は市場調査・シンクタンク・コンサルティング等を行う企業で勤務をする傍ら、十色では主にイベントの司会進行を行う。明確な指揮系統は自衛隊経験によるもの。

※わたしたちが耕す見沼田んぼについて
さいたま市〜川口市まで広がる大規模緑地空間。その大きさ、東京ドーム270個分!
首都圏から20~30km圏内に位置しているとは思えないほど、田舎的な農風景が広がる魅力あふれる場所。
そんなわたしたちが“とうがらし農家🌶 ”を目指す理由

1.おもしろそう!🌶

「十色(といろ)」を立ち上げる前の、昨年夏のことです。

「とうがらしといっても色々あるみたいだから、試しにいくつか育ててみよう」と、海外の品種を育ててみたところ、その色と形のかわいさに魅了されたのです!

調べてみると、とうがらしの種類は実に3000種類以上。

私たち3人の共通点は「世界中を旅した経験」です。思い返してみたら、過去に