さいたまを激辛の聖地に! 世界の唐辛子を育てる『とうがらし専門農園』を作りたい!

さいたまを激辛の聖地に! 世界の唐辛子を育てる『とうがらし専門農園』を作りたい!
今年就農した女子3人で、世界のとうがらしを作る「とうがらし専門農園」を立ち上げました。世界で3000種以上も作られ、知れば知るほど興味深いとうがらし。それなのに、日本の唐辛子自給率はわずか10%!それなら私たちが作ります。激辛好きが喜ぶような世界じゅうのとうがらしを作り、畑を真っ赤に染めたい!

旅したさまざまな国で、とうがらしは作られ愛されている作物だったことに気づきました。

とうがらしは環境に影響を受けやすく、むずかしい作物ではあるけど、作り甲斐はある!と思いました。

2.見沼田んぼの歴史にとうがらしあり!🌶

過去の文献を辿ってみると、ここ見沼田んぼで昔とうがらしが作られていた、ということが分かりました。
時は江戸時代。その当時、江戸では蕎麦が大流行していました。その薬味として、とうがらしの人気が高まり、いまで言うところの新宿周辺では、とうがらしの生産が盛んだったと言われています。

その流れからか、見沼田んぼの地でも、とうがらしの生産がされていました!
農業とは、過去の人からずっと土地を受け継いで耕していくものです。その歴史の中でとうがらしが生産されていたのなら、数百年の時を経て、見沼田んぼでまたとうがらしの生産を復活させたい!

3.世の中には辛いものへのニーズが猛烈にある!🌶

リサーチしてみると…
世の中には、わたしたちの想像を超える辛さをおいしいと食べ、もっと辛いものを!と求めている“激辛マニア”さんが数多くいることが分かりました。

ぐるなびのアンケート調査によると、「激辛料理が好き」と答えた方は、40代男性の55.0%、20代女性の48.3%にも及びます。(株式会社ぐるなび「激辛料理に関するアンケート」 より)

さらに、飲食店や卸業者さんにも意見を聞いてみたところ、とうがらしを作ってほしいというリクエストが多く集まりました。
それにも関わらず、国内のとうがらし自給率はわずか10%未満!(Wikipedia調べ)

特にハラペーニョなど、生で食べる品種は手に入りにくい、という話を聞いて、それならば私たちが作ろう!と決意しました。

4.育て方がマッチ!🌶

わたしたちは修業時代から一貫して、農薬・化学肥料を使用しない農業を実践しています。

農薬を使用せず、堆肥などを使う田畑には、多種多様な生き物・植物が共生しています。

農体験イベントをやる中で、生き物・植物の多様性が見沼田んぼの魅力につながっていると、とても感じているからです。
とうがらしはその辛さから害虫がつきづらいため、わたしたちの農法に合っているのです!

こうして、わたしたちは“とうがらし農家”になる決意をしたのです🔥 !
今年、わたしたちが育てているとうがらし🌶

昨年作った経験やまわりからのヒアリングの結果、現在生食で食べられるものやさまざまな国のとうがらしを10種類以上、栽培中です。
今はまだ激辛のとうがらしは少ないですが、来年度以降、激辛好きの皆さんのアドバイスのもと、激辛品種を増やしていく予定です!

ハラペーニョ
メキシコを代表する青とうがらし。ピクルスやサルサなどに使われる。

ハバネロレッド
メキシコ原産の激辛とうがらし。強烈な辛さとさわやかな風味がある。

スパングルス

生食で肉厚なとうがらし。熟するにしたがって色がうす紫→キナリ→橙→赤に変化。

ビキーニョ
ブラジルの小さなとうがらし。辛みはほとんどない。まるごとピクルスなどにする。

プサジュエラ
生のまま箸休め的にかじって食べる。カレーの味付けにインドで一番多く使われている。

プリックチンダー
タイの小さな激辛とうがらし。トムヤムクンなどに使われる。

牛角とうがらし
肉厚で辛さ控えめ、ピーマンのようなとうがらし。中華料理に向いている。

島とうがらし
沖縄のとうがらし。コーレーグース―に使われる。

ランチボックス
ビビッドな黄色、ミニサイズのス