原発事故からの10年。福島の写真集「Blue Persimmons」を出版します

原発事故からの10年。福島の写真集「Blue Persimmons」を出版します
原発事故の見えない被害、福島での分断を撮影してきたプロジェクト。2011年から10年かけて撮影し、写真集として出版します。出版は決定しておりますが、その費用の一部のご支援をよろしくお願いします。

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★曳地一夫さんの最高級あんぽ柿セット

福島県伊達市梁川町五十沢の農家・曳地一夫さんの作る「あんぽ柿」です。あんぽ柿は五十沢の生まれの干し柿の一種です。製造過程で「硫黄燻蒸」することが特徴で、そのことにより通常の干し柿とは違うアメ色に輝く色になります。蜂屋柿という種を使うのも特徴で、とても大きい干し柿です。

曳地さんとは2013年に出会いました。2011年からしばらく、五十沢では放射性物質の影響であんぽ柿の生産を自粛し、全ての柿を廃棄せざるを得なかったのです。当プロジェクト「Blue Persimmons」の象徴的なイメージとなる下記の写真。これは曳地さんが捨てざるを得なかった柿の実の山です。自分が作った柿を自分で捨てなければならない時の曳地さんの表情をよく覚えています。あんぽ柿生産はその後徐々に復活し、今ではほぼ元の通り生産できるようになりました。現在も出荷時に放射性物質の検査を全袋で実施しています。リターンと同じ商品は今年度、全てが検出限界値未満でしたのでご安心ください。

リターンでの発送は最高級品Lサイズの1kg(個数で約12個)を箱に詰めてお送りします。

この写真は、曳地一夫さんが丹精込めて作った柿を廃棄していた時の写真です

曳地さんが今年作ったあんぽ柿
<実施スケジュール>

クラウドファンディング期間 4月30日〜5月28日

写真集完成 6月下旬予定 

リターン発送は写真集完成後になります。

今後発売日までに、赤々舎サイトにて写真集ご予約も始まります。本のみをご希望の方はこちらでも御注文いただけます。予約が始まりましたらご案内します。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<応援メッセージ>

Coming soon!
<最後に>

写真家がプロジェクトの発表の形として写真集を出すことはとても重要です。1枚1枚の写真のみならず、全ての構成やコンテンツを考えに基づいて、本として編み上げた総体こそが、そのプロジェクトを表しているからです。

これまでの活動の中で、必ず写真展にきてくれる、必ず写真集を買ってくれる、プリント作品を買ってくれる、そのように応援してくださる方々が増え、そのことで私の作品は誰かに何かを感じさせるものがあるのだと実感することができました。個人の作家としてそのことが何より嬉しく、その方達のおかげでここまでやってこれました。クラウドファンディングで応援していただけるということは、一過性のものではないと思っています。今後も岩波友紀という個人の作家と一緒に作品制作の一端を共有していただきたい、そのような思いがあります。

今回皆さんのご支援で、この写真集を一緒に作り上げていただければ本当に嬉しいです。


元サイト
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