「ものを入れても変わらない薄さ」がコンセプト
「Tenuis3 Leather TL」は、たった6ミリの薄さを実現した薄型財布です。でも、ただ薄いだけでなく、カードやコインを入れても薄さを保つことができる財布なんです。
近年、薄型設計の財布はよく見かけるようになりました。しかし、薄型財布でよくあるのが「財布自体は薄いけど、実際にお札、コイン、カードを入れると厚くなってしまう」ということです。財布自体の薄さはもちろん大事ですが「ものを入れても薄さを保てること」も同じくらい大事なことだと考えています。
今回ご紹介する「Tenuis3 Leather TL」では、素材の薄さはもちろんのこと、実際に財布を使うシーンにおいても薄さを保つことができる工夫を数多く取り入れました。
業界最薄クラス、0.8ミリの表面革
極限まで薄い財布を製作するにあたって、薄い素材を採用することは重要なポイントです。
「Tenuis3 Leather TL」の表面革には、イタリアの工房であるコンチェリア・オットチェント社の牛革、Toscano Liscio(トスカーノ・リスシオ)を採用しました。漉き加工(分厚い革を薄く削る工程)を経て、強度が保てるギリギリの薄さである0.8ミリに。業界最薄クラスの革素材です。
薄いだけではなく、革素材としての魅力も追求しました。革の加工にはイタリア伝統製法であるバケッタオイル製法が施されています。植物性タンニンをじっくり時間をかけて染み込ませながらなめしていく製法のため、非常に柔らかく、しなやかな革素材になるのが特長で、手に馴染む、柔らかな手触りが楽しめます。この「バケッタレザー」にはオイルがたっぷりと染み込んでいるため、エイジング(経年変化)により色やツヤが深みを増していくのも楽しむことができます。
「Tenuis3 Leather TL」の内側には0.5ミリのゴートレザー(ヤギ革)を採用。ゴートレザーは日本では聞き慣れない素材ですが、軽量性、耐久性、薄さ、伸縮性を兼ね備えたレザー素材です。シボ模様という細かく美しいシワができることでも知られています。
徹底的に無駄を省いた、業界初の「ツインカードポケット」
「Tenuis3 Leather TL」のカード入れは、取り出しやすさと収納性を重視した「ツインカードポケット」という設計になっています。
カードポケットを並行に配置にすることで厚さを分散、カードの視認がしやすく、出し入れがスムーズに。カード2枚分の大きさが財布全体のサイズとほぼ同じで、無駄なスペースは一切ありません。
推奨する収納枚数はそれぞれのポケットに4枚ずつ、計8枚で、日常的に使う財布としては十分な収納数です。革素材なので、最初は3枚ほど入れただけでキツく感じるかもしれませんが、1週間ほど入れて使えば伸縮性のある革が馴染み、スムーズに出し入れできるようになっていきます。
また、ツインカードポケットには財布全体の厚さを均等に保つ効果もあり、カードを多く入れてもデコボコすることはありません。数年単位で使用してもスマートな外観を維持できるのが特長です。
コインの偏りを解消する「ディバイダー(仕切り)」
財布が薄くても、使っていくうちにコインポケットは膨らんでしまうもの。「Tenuis3 Leather TL」のコインポケットには「ディバイダー(仕切り)」を設置。コインを入れて持ち運んでも、一箇所に偏りにくく、厚みが分散されるのが特長です。
ファスナーも、凹凸の少ない「薄型ファスナー」を採用。薄さを犠牲にすることな