原発事故からの10年。福島の写真集「Blue Persimmons」を出版します

原発事故からの10年。福島の写真集「Blue Persimmons」を出版します
原発事故の見えない被害、福島での分断を撮影してきたプロジェクト。2011年から10年かけて撮影し、写真集として出版します。出版は決定しておりますが、その費用の一部のご支援をよろしくお願いします。

Blue Persimmons」シリーズより
<クラウドファンディングでご支援を募集する理由>

皆さんは、写真集出版にどのようなイメージをお持ちでしょうか?写真集は本の中でもコストが非常にかかる上に販売数はとても少ないのです。コストはページ数、大きさ、造本などによってかなりの幅がありますが、軽自動車〜高級外車一台分ほどになります。商業として成り立ちにくく、たとえ作品がどんなに素晴らしくても、出版社はなかなか出版に踏み切れません。出版社から出すのだから支援は必要ないのでは?と思われるかもしれませんが、出版社にとっても非常に利益が少ないばかりか、利益が出ないリスクが相当に大きいのです。

加えて写真集を作る以前に、撮影や取材での経費がとてもかかっています。今回の写真集ができればそれで終わりではなく、今後もどんな状況下でもひとりの写真家として創作活動を続けたい、持続可能な活動を展開していきたいと試行錯誤しています。その思いから今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

「Blue Persimmons」シリーズより
<岩波友紀のこれまでの活動>

写真展、写真集、雑誌媒体などへの寄稿によって作品を発表しています。

(媒体寄稿)

・ナショナルジオグラフィック日本版 「東北の5年間 5つの物語」

・ナショナルジオグラフィック日本版 「PROOF 世界を見る 阿蘇の草原と生きる」

・ニューズウィーク日本版 「置き去りにされた被災者家族の願い」

・Der Tagesspiegel(ドイツ) 2021年3月 「東日本大震災特集」

・朝日新聞GLOBE 2021年1月 「心のレジリエンス」

・DAYS JAPAN 「大川小学校 息子を捜し続けて5年 琴、どこへ行った」

・DAYS JAPAN 「ネパール大地震」

・Harper’s Magazine(イギリス)

・写真芸術(韓国)

(写真集)

・「1500日 震災からの日々」(2016年 新日本出版社)

・「NIGHT FOREST 夜の森」 (2018年 私家版ZINE)

・「One last hug 命を捜す」(2020年 青幻舎)

・「紡ぎ音 THREADS IN THE DARK」(2021年 入江泰吉記念写真賞実行委員会)

(写真展・フォトフェスティバル)

2002 「アフガンティーの香り」 コニカミノルタプラザ(新宿) 

2016 「もう一度だけ/One last hug」 ニコンサロン(銀座、大阪)

2017  「Before now and Then」 Focus Photo Festival (ムンバイ)

2019 「Blue Persimmons」 ニコンサロン(銀座、大阪) 

2020 「One last hug」 シリウスフォトギャラリー(新宿)

2020 「Blue Persimmons」 Singapore International Photography Festival (シンガポール)

2021 「紡ぎ音」 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良)
<資金の使い道>

・写真集「Blue Persimmons ー青い柿ー」の出版費用の一部

・リターンの制作費用・仕入れ代・配送料

・CAMPFIREの手数料

・取材費の一部
<リターンについて(各コースの紹介)>

1・写真集Aコース  【新刊写真集1冊+奥付に名前記載】 8,000円

2・写真集Bコース  【新刊写真集2冊+奥付にお名前記載】 13,000円

3・写真集C