ナッツオイルを贅沢に使用し、濃厚でかつ健康的なアイスクリームに仕上げました。
・カカオ
カカオ味には、贅沢にDari K(ダリケー)のカカオを使用。ダリケーは京都に本店を構えるチョコレート専門店。インドネシアの契約農家から直接調達した最高品質のカカオ豆を、発酵・焙煎・加工まで全て手作りで行うFarm to Bar Chocolateのお店です。カカオ本来の風味を活かしたチョコレートが人気で、パリで開催されるチョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で2015年から4年連続受賞するほどの実力です。こちらのカカオを使用することで、華やかな香りとコクのある、ご褒美感を楽しめるカカオ味をつくりました。
・抹茶
製菓用の中で最も高品質な京都宇治抹茶を使用。抹茶は海外ではスーパーフードとして扱われるほど、栄養成分を豊富に含んでいます。まず、ポリフェノールの1種であるカテキン。抗酸化作用や血糖値の上昇を抑える作用がある成分です。また、アミノ酸の一種のテアニンを含有。交感神経の働きを活性化し、脳の興奮を抑える働きがあるため、高ぶった気持ちを静めてリラックスできると言われています。皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれたり、抗酸化作用のあるビタミンCも含んでいる、からだに嬉しい食材です。
・きなこ
流通量の少ない北海道産・有機栽培大豆のきなこを使用。イソフラボンによる抗酸化作用や、食物繊維による整腸作用が期待できます。
・あずき
北海道・十勝産の大納言あずきを使用。不溶性食物繊維豊富で整腸作用があるほか、鉄分が豊富なため貧血の方にもおすすめです。
・黒ごま
香り高い有機黒ごまペーストを使用。セサミン豊富で抗酸化作用が強く、老化防止や肝機能の改善、悪玉コレステロールを低下させ動脈硬化を防ぐなどの効果が期待できます。
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「生きづらい。」
きっかけはヴィーガン(完全菜食主義者)である、プロジェクトメンバーのひとことでした。
彼女が理想の食事を続けるには、対応する飲食店や食料品の流通が少なすぎるのが現状です。普段は自炊や手作りドリンクで過ごしていますが、友人や同僚との食事の場で困ることが多く社会生活と食生活の両立に困難を抱えています。
そんな仲間の「生きづらさ」を少しでも解消したいという想いがプロジェクトの原点です。
そこから、なにをすれば食の多様性のある社会が実現できるのか試行錯誤の始まりでした。まずは情報不足が問題だと考え、多様な食を発信するフードスタイルメディア(foodealist.com)を立ち上げました。さらに、ヴィーガンを含む多様な食への対応をしてくれる飲食店が増えるよう、様々なサービス開発や、既存の飲食店や小売業への働きかけも検討しました。
けれど結局、社会的な課題である食の多様性の担保と、経済規模を求める企業のニーズは両立しないことがわかりました。
多様性を掲げても自分ゴトになりにくい。
しかし、少数派のための特別対応を促進するだけでは、社会に浸透しないというジレンマがあります。
知られていない世界を知ってもらうにはみんなの心をくすぐるモノが必要なのではないか。
①アイスクリームが嫌いな人はいない!
好きなスイーツ圧倒的No.1!(※1) みんなが好きで興味を持ってくれる食品です。
②どんな材料でもアイスクリームになれば見た目は一緒!
どんな材料でもアイスクリームになれば見た目は同じ。他の食べ物だとどうしても見た目が異なるので違いを意識し