ことができないまま、仕事をやって来ました。
その結果、本当なら、10万円は請求したい仕事でも、自信がないから「3万円で」と安く請け負うことになります。そうなると、労力と時間だけが削られて、働けば働くほど損するのです。
そうして、ボクは自分で自分の首を締めて生きていました。
気付けば、生活費を満額入れられなくなり、足りない分を借金で補填するようになり、資金繰りは悪化の一途。それでも仕事をしなければ借金も返せないので、仕事を受けますが、自信がないからちゃんとした金額の請求ができない。
負のループを自ら作り出していったのです。
もちろん、生活費を満額渡せなくなると(元)妻からも責められます。自尊心を傷付けられるような言葉を何度も浴びせられました。そして、余計に自信を無くすのです。
自信がなくなるにつれ、仕事のクオリティも落ちます。
ボクは自分で適応障害となる環境を作っていったのです。
完全に自信を失った結果、ボクは適応障害が発症し、すべてから逃げ出したのです。
そんなボクのままだったから、恋人から「24万円稼いでください」と言われたときも「頑張って8万円」「頭使っても12万円」と、到底24万円はムリだと決めつけていたのです。
ところが、自分を見つめ直す中で、ボクは気付きました。
「そもそも、請求を8万円でせずに、24万円ですればいいだけではないのか?」と。。。
これはどういうことでしょうか?
ボクが最初から自分の仕事の価値が8万円と思い込んでいたことが原因だということです。
自信のなさが数字に現れていることが原因なのです。
つまり、この仕事は24万円の価値があるから、24万円請求する。
「オレがした仕事なんだから24万円の価値がある」
と自信を持って請求するだけで良かったのです。
事実、それだけのことで、8万円が3倍の24万円になったのです。
こうして、恋人はボクに「自信を持って生きてください」ということを教えてくれました。
大げさですが、39年間自分に自信が持てなかったボクが、はじめて自信を持てるようになり始めたのです。
自分の価値が低いと思っていたことが原因だったことも、自問自答の中で気付きました。
ボクの作った「あなたを変える自問自答のメソッド」は、あなたが自分で自分に気付けるための方法です。
そこから、新しい自分を見つけ、新しい自分として生きていくまでの道しるべをまとめたものです。
適応障害という病気は、ボクの場合、自分に自信がないということが根本的な原因でしたが、これは自信がなくなれば誰にでも起こり得る病気でもあります。
自信に満ちあふれていそうな芸能人でさえ適応障害を抱えているというのは、昨今話題になっています。
それほど現代はストレスが蔓延していると言うことなのでしょう。
もう一つ言えるとすれば、情報が多すぎるがゆえに、周りを気にしてばかりで、自分を見つめ直す時間を持てなくなった現代社会の生んだ病気が適応障害と言えるかも知れません。
自分では気付いていないだけで、適応障害を抱えている方もいるかも知れません。予備軍となればさらに多いかも知れません。
あなたも、もしかしたら適応障害と隣合わせで生きているのかも知れません。
きっと、現代では誰もが適応障害になり得るのだと思います。
そうなった時、自分はもう無理だと諦めてしまってはダメです。
だからと言って、無理をしてまで行動することもダメです。
何もせずに言い訳をして生きていく、これもダメです。
ですが、ボクが変われたように、あなたも自分に気