福岡県でアジアンスーパーを運営しています、ウィジャヤ沙織です。
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わたしとアディは、日本にいるイスラム教のみんながもっと便利に暮らせるようなお手伝いをするために立ち上がりました。自販機を通して、日本人のみなさんにはあまり知られていない、安全で健康なハラール食品を、日本のみなさんに広めるために活動しています。
アジアンスーパーで店長をしています、ウィジャヤ沙織です。子どもが生まれてから将来の日本や国際共生、多様性のある社会にしたいと願うようになり、自分に出来ることは何かを考えるようになりました。そして今回、アディとの出会いをきっかけに、このプロジェクトで前に一歩進もうとしています。
働くまで、「イスラム教ってよく分からないけれど、なんとなく良くないなー」というイメージでした。イスラム教徒のことをムスリムって言うんですが、お客さんの中にはたくさんのムスリムがいて、とてもチャーミングでフレンドリーな彼らと仲良くなっていきました。スーパーでは、東南アジアの美味しいご飯を地域のみなさんに広めるために、あれやこれやと奮闘しています。
僕は、インドネシア人のアディサプトラと言います。大学では、九州大学ムスリム学生協会の代表を務め、他文化との架け橋となるようなスポーツイベント、グルメフェスタ、イスラムセミナーやアラビア語教室などの活動も経験させて頂きました。
いろいろな国に住みましたが、日本には6年間住んでいて大好きな国です。大学で水素エネルギーシステムを研究していて、愛する家族達と福岡で生活しています。
■生活での問題点
日本は、安全で、みなさん親切で、とても素晴らしい国だと思います。日本で6年間生活するなかで、ずっと日本に住みたいなと思うようになりました。しかし、日本に住み続けるためには、大変なことがあります。
僕たちは、食べ物や飲み物の原材料を確認し、食べても良いかをチェックするのですが、食べられるハラール食品やハラール 飲料が、なかなか見つかりません。ハラール食品は日本のスーパーにほとんど置いておらず、探すのにとても苦労しています。
■ムスリムの食の選択
ムスリムは、豚肉やゼラチンが食べられません。乳化剤も植物性のみしか食べられず、植物性か動物性かを確認するため、販売元に確認しているそうです。日本人にとって英語表記が分かりにくいように、ムスリムも原材料の日本語を解読し、食べられる食べられないを選別するのは大変みたいです。この写真を見てみてください。
ある大学内にある自販機の写真なのですが、ムスリムが食べられる商品は赤丸で囲ったこれだけです。しかも、商品の裏に書かれている原材料は、自販機では見られないので、最初から自販機で購入しないことも多々あるそうです。日本は自販機大国だと思うのですが、こんなに便利なツールを使えず、美味しい日本の食べ物を食べられないムスリムは、本当にもったいないと思いました。
■そもそもハラールって何だろう?
ハラールとは、「許された」という意味で、イスラム教徒はハラールである食べ物のみを口にすることができます。みなさんも知っているかもしれませんが、豚肉やアルコールを禁止されています。
■ハラール自販機が社会に与える影響
私たちが提案するハラール 自販機ですが、日本の社会を変えるきっかけになると考えています。超高齢化社会を迎えている日本において、他国の若者の力が必要になるのは容易に想像できます。今も日本中で、外国人の研究職や技能研修生な