5000種の生き物が生息すると言われていますが、農薬の散布によって激減しています。無農薬・無化学肥料またはこれらの使用量を50%以上減らすことによって多くの生き物が戻ってきます。本法人の活動では、無農薬・無化学肥料栽培またはこれらの使用量を従来の慣用米栽培の50%以上削減した栽培によって、田んぼにはホタルなどの水生生物が多く住むことができます。本プロジェクトは、田んぼにホタルが飛び交う稲作栽培によって、安全・安心な米づくりを推進するものであり、地球の環境問題の解決にもつながります。 具体的な取り組みは以下の通りです。 1.ホタル認証米シールの発行
本法人では、ホタル再生認証制度を設け、ホタル再生に取り組む団体または個人に対し、ホタル再生の認証書を発行しています。特に、ホタルが飛び交う田んぼで栽培された米をホタル認証米と称し、その生産者を認証しています。米生産者は本法人の会員に限ります。 2. ホタル観賞会の開催
田んぼに住むヘイケボタルの観察会を開催し、自然豊かな田んぼの環境について理解を深めます。
3. ホタル自然塾の開催
子供たちを対象にホタルに関する発光実験を行うとともに、ホタルの住む環境や生態についての授業を実施し、自然環境が田んぼや河川に生息するホタルに与える影響について学ぶ自然塾を開催し、環環境教育に取り組みます。
4.ホタル体験発表会の開催
一般市民やホタル愛好家からなる会員のホタル体験発表会を毎年1回実施しています。本発表会を通じ、田んぼの農薬・化学肥料、河川への生活排水や工業廃水の流入が環境に影響を与えてことなど、ホタル再生を指標とする環境保全について情報発信します。
5.田んぼのホタル生息調査・指導
田んぼにホタルが舞う環境づくりを推進するために、田んぼの水質調査、生息調査、および田んぼにホタルが生息できる稲作栽培の指導を行います。
6.会誌の発行
毎年会誌「ホタル再生」を毎年6月に1回、ニュースレターを2月に1回発行し、ホタル再生を指標とする環境保全について情報発信しています。
プロジェクトの資金の使い道 資金の使い道は、おもに以下の通りです。
1.ホタル認証米シールの発行
生産者が米袋に貼るシールの発行費 2. ホタル観賞会の開催
(1)ほたる観賞会案内用パンフレット作成費 (2)ほたる観賞会会場に立てる看板設置費 (3)ほたる観賞会用資料作成費
3. ホタル自然塾の開催
(1)教材費(ホタル発光試薬キット) (2)基材費(試験管、ビーカー、ピペット、天秤など)
4.ホタル体験発表会の開催
発表会配布資料作成費
5.田んぼのホタル生息調査・指導
(1)水質調査キット試薬費 (2)基材費