愛知・豊山町発!デジタル刺繍機×福祉がものづくりのハブに〜FLAMEの挑戦!〜

愛知・豊山町発!デジタル刺繍機×福祉がものづくりのハブに〜FLAMEの挑戦!〜
・障害のある人から作られたモノが「カワイイ!、オモシロイ!」で人と繋がる瞬間(シーン)が次々と生まれ、社会に循環するような空間にしたい・デジタル刺繍機を使って、実際ものづくりを楽しめるようなラボにしたい・デジタル機器と障害のある人の手しごとを合わせたもの作りを挑戦したい

FLAME(フレーム)の紹介

6月に豊山町にものづくりの場「FLAME(フレーム)」をオープンするNPO法人motif(モチーフ)の代表を務める井上 愛です。

地域のものや人、障害のある人が作った・関わったものが、一つのプロダクトになり、「かわいいね。面白いね。」のキーワードで様々な人と繋がっていく瞬間と感動を共有できる場にしたいと思っています。

障害のある人が作るもの、その風景が好きな人、それらを大切に想うデザイナーや職人、作家など、たくさんのクリエイターが地域にいます。

障害のある人と無い人が一緒に「何か」を作る場。

それが、「FLAME」です。
ごく普通の町にある福祉作業所と呼ばれる場所に「デジタルファブリケーションである刺繍機があったら?」「地元の作家さんの作品が集まるギャラリーがあったら?」

FLAMEは「生活介護」と呼ばれる障害のある人の福祉サービスです。

福祉サービスとしての機能が強みとなり、建物は全体として人に優しい設計となっています。

入り口にはギャラリースペースがあり、その隣には個別の制作スペースがあります。

ギャラリーでは、今月は革作家、来月は陶芸家のようにイベントやポップアップストアが開かれる。そして時々、誰でも参加できるワークショップが行われます。

制作スペースに設置するデジタル刺繍機にて、地域にある会社やチーム等のタグが制作され、記念品となり、そして納品準備をする人がいる。

また、障害のある地域の作家さんなどによる絵を刺繍で加工し、商品づくりが進められる。

もしくは、デジタルファブリケーションと手仕事のコラボ商品が生み出される。

また、建物の奥には小さな染色場もあります。

天然の草木染めや玉ねぎの皮でさまざまな素材が染められ、美しい商品が生み出されたり、アップサイクルとして染め直しもできます。

キッチンの横にカウンターがあり、障害のある人が一服したり、FLAMEにきた人がゆっくり過ごしたり作業することができます。

↑写真はFLAME建築中の様子

中2階に事務所をもち、集中して作業をしたり、デザインする場として活用されます。2階のバルコニーからは1階のものづくりの様子をみたり、撮影することができます。2階から撮影された写真や動画はやがてFLAMEのSNSにて発信したり、記録として積み重ねられていくことでしょう。

福祉サービスとしてその場にいる人、そしてものづくりの現場に来る人は、FLAMEをきっかけに、この地方ならではの素材や技術を使って、新しく発想したり、参加することができます。

↑写真はFLAMEが完成した様子

集うさまざまな人(地域の作家さん、もの作りが好きな主婦の方など)障害のある人の手しごとや表現をモチーフとして商品企画を考えたり、制作や広報活動について一緒に考えたりすること。また地域の素材・人・技術の調査をして、FLAMEにいる障害のある人の創作の幅を広げたり、地域との繋がりを広げる挑戦をすることができます。
豊山町でFLAMEをオープンすることへのこだわり

なぜFLAMEは、豊山町に出来るのか?

(写真はFLAME近くにある八所神社)

豊山町といえば・・・

小牧空港(かつての名古屋空港)

三菱工業

大型商業施設

イチローの地

今では飛行機の数も減ってしまっていますが・・・飛行場の景色と畑や田んぼがパノラマに広がる景色があります。

2020年夏、法人設立後、紆余曲折あり。「やっぱり、ものづくりの拠点が欲しい!」とその場所を探していました。

「地域