全国の看護学校にコミュニティナースの本をぶっコミたい!

全国の看護学校にコミュニティナースの本をぶっコミたい!
全国ぶっコミプロジェクトでは、①全国の看護学校に「コミュニティナース」の本を届け、②コミュニティナースやその実践をしている人たちを学生や教員の方々に伝えます。全国の看護学校にコミュニティナースの考えをぶっこむことで、自分らしいキャリアを選択する学生を増やし、多様なケアであふれる未来を目指します。

はじめに

筑波大学医学群看護学類4年生の總山萌(ふさやまもえ)と申します。
このページをご覧いただきまして、ありがとうございます!

私は、2020年度の1年間キャリアについて考えるため休学し、Community Nurse Company 株式会社という会社でインターンをしていました。

現在は復学し、コミュニティナースに関心を寄せる学生を対象にしたコミュニティナース・カレッジ(コミカレ)というコミュニティを運営しています。

インターン期間での経験や復学後の運営を通して、学生たちに届けたいことがあり、この度クラウドファンディングに挑戦いたします!ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
代表の背景

ー看護はあくまでも「手段」

私は、看護という「手段」を使って、子どもを対象としたケアをする保健室の先生になりたいと思い、大学へ入学しました。これからの時代、「子どもの健康を護り、生きる力を養う」ためには、看護が専門とする「アセスメント能力」や「相手の可能性を引き出す力」が求められてくると考えたからです。

しかし、看護学生をはじめ医療系の学生が、その忙しさゆえに、看護という「手段」を「目的」化してしまう現状に、やるせなさを感じていました。

かく言う私もその1人。

『ちゃんと立ち止まって、自分が実践したいケアについて考えたい』

そう思って大学を1年間休学し、さまざまな人との交流と実践を繰り返しました。

ー全国の看護学生が、自分を大切にしながらまちと結びついていくきっかけを作りたい

1年間まちに出て、子どもに限定せずに様々な人と関わりました。

近隣学校での保健室ボランティアとしての関わり、地域で行われる有志のサロン活動への参加、まち中ですれ違う人との何気ない会話、ママ・プレママコミュニティへの参加、放置竹林を活用した子ども向けイベントの開催など、世代も性別もコミュニティも問わず、今まで関わったことのないような人とたくさん出会い、実践をくり返しました。

さまざまな人との交流と実践を通じて、私のなかに二つの大きな変化がありました。

一つは、“まち”という生態系の解像度が上がったことです。

まちは、どんな人で構成されているのか。

まちは、どんな情動が行き交っているのか。

まちは、どんな組織がどんな活動をしているのか。

まちは、どんな価値観のもと意思決定がなされているのか。

様々な人との交流や実践から、大学では学べなかった「私がケアしたい相手を取り巻く環境」を知りました。そして、“まち”という生態系の解像度が上がったことで、「誰かに何かをする」という、願いにも近い漠然とした「目的」が、より具体的になりました。

二つ目は、「自分」をより深く知れたことです。

家⇔学校という既存のコミュニティから一歩飛び出すことで、新たな「自分」を知ることができました。自分が何にわくわくするのかを見つめなおすことで、自分を大切にした生き方が見えていくことも実感しました。

まちを知り、自分を知ることで、

そもそも本当にそれをやりたいのか。

その手段が本当に有効なのか。

その手段で誰が笑顔になっていくのか。

その事象の本質的な課題はどこにあるのか・・・がはっきりしてきました。

自分のやりたいことと、実現したい社会を模索するためには、立ち止まって考えているだけでは前に進めません。人と交流し、実践することで、私が望む「社会とはどうあるべきか」の答えを見出し、私が抱く「本当にやりたいこと/やるべきこと」を見つけていけるのではないでしょう