子どもの共感力を育み、優しい社会へ。 2つの視点で読む絵本“ふたりのももたろう”制作プロジェクト

子どもの共感力を育み、優しい社会へ。 2つの視点で読む絵本“ふたりのももたろう”制作プロジェクト
子どもの共感力を育む、1つの絵本の中に2つの違う視点からの物語の入った仕掛け絵本を制作。じゃばら構造の特殊な構造で、異なるストーリーをシームレスに体験し、”相手の立場になって考える”ことを学ぶことができる。

本プロジェクトで制作する絵本の特徴(子どもの共感力を育む仕掛け)

鬼退治をするももたろうと、鬼に育てられるももたろう、2つの物語を1冊に
じゃばら構造の仕掛け絵本で、表と裏の違う視点からの物語をシームレスに読み繋ぐ
2人の主人公の異なる物語を自己投影して体験、相手の立場で考えるきっかけをつくる

はじめまして、発起人の木戸優起(きどゆうき)と申します。私は、株式会社ドリームインキュベータ(以下DI)に所属するビジネスプロデューサーです。

DIでは株式会社U.S(以下U.S)と共同で、多様な価値観を認め合える社会を目指して、「#たしかに」というWebメディアを運営しています。ここでは、いろいろな価値観を知ってもらえる、読んだ後に「たしかになぁ」と思えるような記事を発信しています。

そして、「#たしかに」の新たな企画として、子どもの共感力を育むことに役立つ、1冊に異なる視点からの2つの物語が入った仕掛け絵本の制作を開始しました。「#たしかに」編集部のU.S朝本さん、そしてイラストレーターのキタハラケンタさんと私の3名でプロジェクトを進めています。

キタハラケンタさんは、シンプルながらも魅力的なキャラクターを描くのが上手なクリエイターさんで、Instagramで絵に一目ぼれしチームに加わっていただきました。キタハラケンタさんの絵と本の仕掛けによって、子どもも大人も楽しんでいただける絵本になると思います。

絵本のタイトルは“ふたりのももたろう(仮)”です。私が紙商社で働いていたころの知見・ネットワークをいかし、じゃばら構造によって1冊の絵本の中に2つの物語が入った、面白い構造の絵本になっています。

この絵本を読むことで、主人公が2つの異なる物語を歩むことを体験し、“相手の立場になって考える”ことを学ぶきっかけを提供したいと考えています。

この度、この絵本企画を実現させるお力を貸していただきたく、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。この企画は、私が「子どものためになる仕事がしたい」、「紙の本で面白いことがしたい」という思いから温めてきた企画を、会社で別チームが取り組んでいた「#たしかに」内の企画として実現させたいというものです。目標金額に達しなかった場合不成立となるAll or Nothing方式ですが、不成立となった場合でも絵本制作は実行する考えです。

リターン経費と手数料を差し引いた本プロジェクトの支援金は、絵本制作にかかる経費(コンテンツ制作費、印刷・製本費 等)に充てさせていただきます。必要経費を超える支援をいただけた際には、絵本を全国の図書館や幼稚園・保育所・病院などへ寄贈する費用や、多くの方に手に取ってもらえるためのプロモーション費用とさせていただくことを考えています。

また、自費出版の本でもお取り扱い頂ける書店様などがございましたら、ご連絡をいただけますと幸いです。(問い合わせ先:info@tskn.jp)
■共感力がますます大切な時代

近年、多様性を重んじる時代になり、相手の立場になって考え尊重するという意味での「共感力」がとても大切な時代になっていると感じています。

一方で、多様性に富んだ時代において、共感することはますます難しくなっているのではないかとも考えています。なぜなら、共感する相手が多様で複雑になればなるほど、相手の立場になって考えることが難しくなるからです。

これからの時代を生きていく世代は、共感力が足りないがゆえに配慮が足りず、知らず知らずの