ご挨拶
このページをご覧いただき、ありがとうございます。ジャズクラブダフネのオーナー、牧野双葉と申します。
この度の新型コロナウイルス感染拡大により、売り上げは8割減、ほとんどのライブは中止になりました。昨年3月の緊急事態宣言の際は国からの助成金をいただきましたが、ライブハウスへの風当たりは思いのほか厳しく、のちの営業を続けることが困難と判断し商工会議所より借入を行いました。
その後は自家製ピザのテイクアウトや通販、オンラインライブ配信を始めるなど、できることを精一杯やってまいりましたが、2度目の緊急事態宣言が発令され、このままでは借り入れた資金もあとわずかというところまで来てしまいました。感染防止協力金の支給も予定されておりますが、支給があったとしてもこの先何か月営業が続けられるかわからないのが現状です。これまで皆様のお力をお借りすることを限界まで躊躇してまいりましたが、ご支援をお願いすることを決心いたしました。
この状況下幾つもの老舗ライブハウスが廃業を余儀なくされてきました。私どもの店はミュージシャンの活動の場でもあります。このような店が無くなってしまえば、ミュージシャンが音楽を発信する場所をまた一つ失うことになります。そして、何より今までダフネという店を通してお会いすることができた、たくさんの皆様との繋がりが無くなってしまうのは大変悲しいです。身勝手なお願いかとも思い悩みましたが、この鎌倉で食事をしながら生の音楽を楽しめるという豊かな空間をなくしたくありません。どうか皆様のお力添えをお願いいたします。
ジャズクラブダフネのご紹介
ダフネは皆様に支えられて、一昨年創業20周年を迎えました。内装は元々『Round Midnight』という映画に出てくるパリのBlue Noteをイメージをして作られました。店内はアンティークの木材による床に創設者・牧野晃一による手作りの家具とアンティークを多用し、冬には常設されている暖炉に火が汲まれます。
店内はほの暗く、生演奏の音楽とともに大人の時間をゆっくりと寛げる雰囲気を目指してデザインしています。そして、ほぼ毎日スケジュールを埋めるミュージシャン達は現オーナー牧野双葉が交渉の末に出演を承諾してくださった方々とともに、これから世に出ていくであろう若手のミュージシャンや地元を中心に活動するアーティスト達です。鎌倉という土地柄、お客様にもご足労いただくことが多いということから、MC(入場料)は都内のライブハウスの平均額よりもやや低い設定にさせていただいております。
おかげさまで鎌倉に滞在している観光客の皆様を始め、遠方よりライブを楽しみにお越しになるお客様など、多くの方にご来店いただいております。もともとイタリアンレストランから始まったダフネはお料理とお酒にも自信があります。薄生地ピザを中心としたイタリアン料理はお客様、そして、ミュージシャンのまかないとしても定評があります。
ジャズクラブダフネの歴史
ジャズクラブダフネ の歴史は1970年から始まります。創始者・牧野晃一は『イタリアンレストラン・キビヤ』を1970年に鎌倉にてオープンしました。キビヤは薄生地のピザを初めて鎌倉の土地で提供したお店として知られております。店内は暗く、週末には生のジャズ演奏が店内に流れ、大人の社交場として多くの文化人を含め多くのお客様からのご支持をいただきました。その後、牧野晃一の夢であったジャズクラブダフネを1999年にオープンしました。ダフネではキビヤで人気のあったイタリアン料理を中心に、美味しいお料理が