酪農が教えてくれる食と命の大切さを伝える高秀牧場のカフェ2号店を作りたい!

酪農が教えてくれる食と命の大切さを伝える高秀牧場のカフェ2号店を作りたい!
皆様の食卓に当たり前のようにある牛乳や乳製品。その背景には必ず牛という命ある生き物がいて、牛とともに生きる酪農家がいます。全ての食は命であることに牛たちが気づかせてくれます。命あるものを食べ命を繋いでいる私たちが知るべきことを、乳製品の美味しさを通して伝えていきたいです。

く酒粕などを与えています。循環型酪農は、地域一体で取り組む資源を無駄にしない酪農です。

循環型酪農に取り組んだ結果、牛たちの健康が増進し、コクと甘みがありながらもすっきりとした味わいの美味しいミルクをだしてくれるようになりました。

牧場スタッフと、地域の農家さんと、牛たちが繋いでくれた命の恵みであるミルクを大切に加工し、チーズ、ジェラート、スイーツを製造しています。
チーズ作りへのこだわり

2012年、フランスでの修行経験もあるチーズ職人を迎え、ナチュラルチーズの製造を始めました。経験豊富で技術の高い職人さんのおかげでとても美味しいチーズができあがりました。

チーズ工房

チーズは職人たちが、日々コンディションの違うミルクを確かめながら、フレッシュから熟成までバラエティに富んだチーズを10種類以上手造りしています。

初代職人の後を引き継ぎ、現在は2名の職人が高秀牧場のチーズ製造を担っています。

小さな工房ではありますが、そのチーズの品質は確かなもので、これまで国内外のコンクールでも賞をいただいてきました。

2014年 Japan Cheese Award 金賞・外国人審査員賞 「まきばの太陽」

2015年 Mondial du fromage 最高金賞 「草原の青空」

ミルクの優しい風味を感じられるチーズは、遠方からはるばる買いに来られる方も多い自慢の逸品です。

お客様からは、「チーズの概念が変わった」「チーズは苦手だと思っていたけど優しい味わいで美味しく食べられた」との声をいただいています。

今のお店が作られた背景

観光牧場ではなく、牧場の敷地内の一角にある小さなチーズ工房に、お客様はチーズを求めて遠方からはるばるきてくれて大変ありがたいと思う反面、せっかく牧場に来てくれたのに牛に一瞥もくれることなく帰ってしまうお客様の姿に胸が痛んだのが、正直な気持ちでした。

牛がのんびりと歩いている姿を見ながらゆっくりとできるカフェがあれば、、、そんなカフェで牛や酪農家のことをもっと知ってもらいたいと考えたのが、ミルク工房設立を思い描いた最初のきっかけでした。

とはいえ私も、最初から「牛ってすごい!」なんて思っていたわけではありません。牛がいることも、牛のお産も、酪農の全ては幼少期から身近にあり、当たり前の日常でした。何年も一緒に過ごした牛がトラックに載せられてどこへ行くかなんて、考えたこともなかったし、目の前に出されたお肉をなんの疑問もなく食べ、嫌いなものは平気で残していました。牛乳は、家になければ牛舎のタンクに取りに行けばいつでも飲めました。

高校卒業後、親元を離れ1人カナダへ留学。初めての1人暮らしで、荷ほどきも終わり、一息つこうと冷蔵庫を開け、、「あ。牛乳って買わないとないんだ」とやっと気が付いたくらい、牛も牛乳も近くにあるのが当たり前でした。

そして、人生で初めてお金を出して買った牛乳が、美味しくない。。。

牧場には美味しい牛乳はもちろんのこと、堆肥を買ってくれた農家さんから一級品の野菜や果物がたくさん届き、食生活はかなり豊かなものでした。百姓貴族、とはまさにこのこと。

美味しい農産物には畜産農家から出る堆肥は欠かせないものだということも、地元を離れて初めて気が付きました。

帰国して実家のチーズの販売を手伝いながら、やっと酪農に目を向けるようになりました。

ずっとそこにあったはずなのに、見てこなかった酪農家の働く姿、牛を想う気持ちに心打たれました。

毎日を牧場で牛と過ごし、牛の健康に気を配り、愛情をかけて育