約300年前から大阪泉州を中心に繰り広げられてきただんじり祭。
しかし、昨今は少子高齢化や一部の地域の過疎化、または、若者の祭離れなどが進み、だんじり祭に関わる人が年々減少しています。実際にだんじり祭を存続できなくなってしまった町もあります。そして、多くの町がこの祭が失くなるという危機感を抱いています。
また、昨年(令和2年度)は新型コロナウィルス感染拡大防止に基づき、だんじり祭が中止となり今後の活動がさらに危ぶまれております。
「何百年と紡いできた伝統を途切れさせたくない」
先人から受け継いだバトンを確実に次の世代に渡したい。そんな想いで、子どもたちにだんじり祭の魅力を伝える活動に力を入れるため、クラウドファンディングに挑戦します。皆さまと共に伝統を次の世代に繋いでいけますと幸いです。
ご支援どうぞよろしくお願いいたします!
はじめまして。
寺門町青年団 団長の和田信成と申します。
私たちは和泉市郷荘地区の寺門町という小さな町の青年団です。
青年団は高校生から28歳までの約50名ほどの若い世代で構成されており、諸先輩方からだんじり祭をこれまで受け継いでいます。
私自身は物心つく前の幼少期からだんじり祭に参加しており、小さい頃から青年団団長になるのが夢でした。そして夢が叶い、青年団団長となれた令和2年度。新型コロナウィルスの蔓延により、祭が中止となりました。
私たちが今まで経験したことのない「だんじり祭りのない秋」。
これまでも、祭から若者が離れているというような課題はありましたが、1年途切れたことで、今まで私たちの頭にうっすらと浮かんでいた「だんじり祭の消滅」という危機が、より現実味を帯びて感じられるようになりました。
「これからどう祭を次の世代に伝えていくか」
私たちの世代では、その課題にきちんと向き合い具体的に行動していかないといけないと感じ、今回行動を起こすことにしました。
そもそもだんじり祭をよくご存知でない方もいらっしゃると思うので、ここで簡単に説明させていただきます。
だんじり祭は大阪の泉州周辺で約300年の歴史があるお祭りで、高さ約4m、長さ約4・5m、重さ約4tの山車(だし)が町中を疾走します。
見せ場は90度の曲がり角をスピードを緩めることなく勢いよく曲がる「やりまわし」です!
「やりまわし」は山車を前に引っ張る”青年団”、旋回のきっかけを作る”前てこ”、舵をとる”後ろてこ”、そしてその後ろてこに合図を送る”大工方”、総勢100人以上が息を合わせる必要があり、当事者もギャラリーもとても盛り上がります!
このだんじり祭は激しい祭りという印象がありますが、それとは裏腹に、世代を超えた人たちとのつながりがあり、また祭り以外でもさまざまな問題解決をなすコミュニティーとして機能したりという地域の重要な役割も果たしています。
より詳しい私たちのだんじり祭の雰囲気はURLよりご覧ください!
★寺門町青年団インスタグラム
私たちがまだ子どもだったころ、祭りのある「秋」が待ち遠しくて待ち遠しくてしかたありませんでした。
新しい世代の子どもたちにもそんな「和泉の秋」を味わってほしい。その中で、かけがえのない仲間と出会い、かけがえのない思い出を共有してもらいたい!
しかし、今の子どもたちの親世代がだんじり祭と離れてしまっている傾向もあり、なかなか子どもたちに祭りの魅力が伝わらないことが課題です。そしてそれと同時に祭りを実施する資金も集まりにくくなっています。
祭りの中止をきっかけに、祭りの存