【翻訳出版!】スポーツでも人生でも勝者になるために知っておくべき考え方を届けたい

【翻訳出版!】スポーツでも人生でも勝者になるために知っておくべき考え方を届けたい
連日報道されるスポーツにおける体罰・ハラスメント問題。この根底には、勝つことが価値判断の絶対的な基準になってしまうことがあります。この考え方から、スポーツで子供が”勝利と人間的成長の両立”を目指す価値へと変える保護者のためのメソッド「セカンド・ゴール・ペアレンツ」の翻訳本を日本へ届ける企画です。

学校の指導者約90%と高校年代の指導者の80%が日本スポーツ協会の公認指導者の無資格者であることが報告されています。
日本スポーツ教育の現状②ネガティブな指導環境

また、世界的な人権支援団体であるHuman Rights Watchのレポート「『数えきれないほど叩かれて』:日本のスポーツにおける子どもの虐待」によると、25歳未満の回答者381人のうち、19%がスポーツをやっていてぶたれた、殴られた、はたかれた、蹴られた、地面に殴り倒された、物で殴られた等の経験があるとの衝撃的な状況が明らかになりました。
勝つことを強いる指導者や保護者がいても、上下関係が根強く残るスポーツ環境で子ども達は反対意見を上げらず、結果的に指導者が自らを省みる機会がなくなっています。

引用元:Human Rights Watch

このようなスポーツ教育の現状に対し、私たちは指導者自身が「新しい時代に求められるスポーツにおける教育方法」を、実践/体験を通して得ることが必要と感じ全国でワークショップを行ってきました。

「ダブル・ゴール」の在り方/取り組む方法を中心に、How toに加え、競技を超えた指導者との対話や繋がりの中で、子どもを育み「成長マインドセット」化を促進するための指導方法に気付いてもらう取組みを広げてきました。

保護者の存在が子供のスポーツにもたらす大きな影響

各地で「ダブル・ゴール」に賛同して下さり、反響や成果が出始めてきています!
しかし、スポーツチームに関わる大人はコーチだけではありません。保護者の皆さんこそが子どもにとって重要な存在であり、最も子どもの考え方に寄与する存在だと思っています。

スポーツ教育に関わる大人は、どうしても短期的な目標達成に躍起になり、長期的な目標である「人生に使える学び」を子どもが習得するための関わり方を見失いがちです。スポーツは、勝利に尽力すること、そして、これからの社会に貢献できる人間性を育むことの両方を達成することが本来は出来るはずです。
PCAが提唱するセカンド・ゴール・ペアレント!

そこで、PCAは「子どもがスポーツ経験を通して人生の教訓を学ぶことに焦点を置く」ことを重視する、セカンド・ゴール・ペアレントを保護者の在り方として提唱しています。
言わずもがな、保護者は誰もが、自分の子どもの勝利(一つ目のゴール)を願います。だからこそ、二つ目のゴールである「人生での勝利」を後押しするための方法を習得しようという考え方です。

スポーツに携わる子育てのハウツー(How to)

本クラウドファンディングで翻訳に取り組む、「セカンド・ゴール・ペアレント」の出版物には、実に様々な方法が書かれています。保護者自身の思い込みに気づくワークや、ほめるときのポイントである「ELMツリー」の意識について。

その他、子どもの前向きな気持ちを満たす「感情タンク」や、フェアプレーの気持ちを育む「ROOTS」などが保護者の方の心情に沿いつつも、日常生活の中で取り組みやすい形でHow to・方法論として描かれています。保護者目線からの翻訳のチェックを様々な方にお願いする中で、

「子どもが小さい時に、もっと知っておきたかった!」
「実際にこの関わり方を意識するようになったら、学校での子どもの様子が変わった」

などの声を頂いております。スポーツのみならず、日常生活にも十分に活用できる内容とのことです。

頂いた資金は全て「セカンド・ゴール・ペアレント」の翻訳とNPO法人スポーツコーチング・イニシアチブによる自費出版と、NPO法