「集う」大切さを伝えたい。撮影した長編映画『リ、ライト』の完成応援プロジェクト

「集う」大切さを伝えたい。撮影した長編映画『リ、ライト』の完成応援プロジェクト
歌い、奏で、踊りたくなる「ニューオリンズジャズ」をはじめとしたクラシックジャズをフューチャーした作品です。舞台は川越。気軽に人と会えない今こそ「集う」大切さを伝えたい。その思いを物語と音楽で表現します。日本のサッチモと呼ばれるジャズ界の巨匠も出演。映像や音のクオリティを高める仕上げ支援お願いします。

話し、笑い、時には喧嘩もして共に成長していく。そこには私たちの「生きている」喜びがあります。コロナ禍による自粛で、気軽に集まりにくくなっている今だからこそ、この映画で「集う」すばらしさを伝えたいと思っています。

アンティーク照明の修理店を営む老人、藤吾のもとに水商売風の女、洋子が息子の耕輔をだせと怒鳴りこんでくる。洋子のお腹には行方をくらませた耕輔の子がいると言う。藤吾は洋子を追い返そうとするが、結局、店に一晩泊める羽目になる。

主人公の野口藤吾は「シャンデリアマン」。シャンデリアは、ヨーロッパの建築物や生活にとって欠かせない存在です。そんなシャンデリアを修理をする職人は、シャンデリアマンと呼ばれています。どんな小さな町にもひとりはいるのだそうですが、シャンデリアと馴染みの薄い日本においては、藤吾のような「シャンデリアマン」は極めて稀な存在です。

モダンジャズ以前の、ニューオリンズジャズをはじめとするクラシックなジャズにインスパイアをうけた一ノ瀬が、自身の長編脚本に大幅に手を入れ書き上げたのが本作『リ、ライト』です。

1900年代初頭、誰もが口ずさめる、おどれる音楽としてニューオリンズで生まれたジャズは、”サッチモ”ことルイ・アームストロングなど多くのビッグネームを世に送り出しました。

1920年代には、スイングジャスとして引き継がれ、「モダンジャズ」へと移行する1940年代まで、人々を楽しませてきました。

最近、こうした古典とされるジャズが若者たちの脚光を浴び、リバイバルの兆しが生まれています。そこには人と人が集うことの根源的な悦びがあるからだと考えます。

本作『リ、ライト』は、そうしたジャズのもつ根源的なマインドを作品の根っこに据え、人と人が集うことや交感することの大切さと悦びを、藤吾と洋子の相克のドラマを通して描きます。

野口藤吾役 大森 博史
1975年オンシアター自由劇場に入団。1996年の解散まで中心メンバーとして活躍。自由劇場解散後は、舞台を中心に活動。ルドルフ・ジョーウォ、デヴィット・ルヴォーなど海外の演出家の作品から、国内のさまざまな個性を放つ主だった演出家の作品に出演。洞察力のある安定した演技には定評がある。

水崎洋子役 梅宮 万紗子
『研修医なな子』で女優デビュー。代表作は『サラリーマン金太郎2』(TBSテレビ2000年)、『ランチの女王 (フジテレビ2002年)』、『仮面ライダー響鬼』(テレビ朝日2005年)、『亜人』(東宝2017年)。昨年公開された伊藤俊也監督の『日本独立』では、吉田茂の娘、麻生和子という重要な役所としてキャスティングされた。

外山 喜雄(トランペット)・恵子(バンジョー)
「日本のサッチモ」と呼ばれ世界的に愛されているジャズトランペットの重鎮と、ピアノからボーカル、バンジョーまでマルチに活躍するジャズミュージシャンペア。ジャズ発祥の地、ニューオーリンズで通算5年、現地で演奏活動を続け、帰国後に夫婦中心のジャズバンドを結成。日本ルイ・アームストロング協会を設立し「銃に代えて楽器を」をスローガンに、ニューオーリンズ市の子供たちに楽器をプレゼントする運動に取り組み、2005年に外務大臣表彰を受ける。また半世紀を超えるデキシーランド・ジャズの演奏と普及活動により、2012年「国家戦略大臣感謝状」、2017年「ジャズ大賞」、2018年「文部科学大臣表彰」、アメリカで「スピリット・オブ・サッチモ賞生涯功労賞」を受け、2019年夫婦連名で「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」を受賞。現在も精力的に演