このプロジェクトに興味を持ってくださって、ありがとうございます!unit.TOTLOTは、大阪出身の監督・一ノ瀬晶と、東京出身のプロデューサー・遠藤佳代子が、東西タッグを組むことで生まれた映像制作ユニットです。「人の心を動かすヒューマンストーリーで、世の中に灯をともしたい」。そんな思いで映画を撮り続けています。
<受賞実績>
○短編映画『聞こえる?」
「Short Short Film Festival & ASIA」入選。多くの海外映画祭に招待上映される。
○『聞こえる?』及び長篇脚本『灯影にて』
「サンダンス·NHK国際映像作家賞」のファイナリスト
○短編映画『おわりはじまり』
「Short Shorts Film Festival」と川越市のコラボ映画賞「第3回キテミル川越ショートフィルム大賞」グランプリ獲得
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本作は、unit.TOTLOT初の長編。劇場公開を目的としたジャズ映画です。
すでに撮影は無事に終わり、現在編集中です。編集後には、ポストプロダクションと呼ばれる音や映像の仕上げに入ります。お願いしたいのは、このポストプロダクションに関する支援です。
撮影では、川越のロケ場所、俳優の演技、ミュージシャンのパフォーマンス、スタッフと川越の方々の献身に支えられ、想像以上に素晴らしいショットの数々を撮ることができました。
それらを劇場で最大限、映えさせるためには最終的な仕上げの質にかかっています。また『リ、ライト』は音楽映画です。そのため音響のクオリティと作品のクオリティが密接に結びついています。
以下が、具体的なポストプロダクションの内容です。
○ライブ音のミックス作業
通常、ライブシーン撮影はスタジオで別途収録するのがセオリーです。しかし、セッションとして奏でられる自由さこそがジャズの命。そこで音楽録音チームを別に編成。狭いロケ場所でのライブシーンの撮影時に、ボーカルや何種類もの楽器の音を一斉に収録しました。一般的にタブーとされる方法ですが、エンジニアも驚く質の高いトラックを得ることができました。その力をフルで発揮させるためのミックス作業を行います。
○音の最終調整(MA)
劇場公開に耐えるハイクオリティなサウンドで楽しんでいただけるよう、専門のスタジオと技術者による「ステージミックス」をおこないます。
○劇伴制作
劇伴(げきばん)は、映画で流れる伴奏音楽のことです。音楽業界の一線で活躍する本作音楽監督の小林創氏に別途依頼、心により深く響く作品にします。
○映像のカラーグレーディング
撮影した生の映像を、映画のテーマに沿った印象的で美しい状態にカラー補正することを指します。劇場公開用の映画には欠かせない作業です。
カラーグレーデイング前(左)と後(右)左の平板な画面が一変。演出の意図通り、夕方の最後の陽光が店内に差し込む静謐なひと時を醸し出せました。
本作製作費の9割は自分たちで賄っているため、ポストプロダクションには最低限の予算しかあてていませんでした。しかし、これら高いクオリティであがってきた「素材」を前にした今、できるだけのことはしようと決意しました。
追加でかかる費用の1/3はなんとか目処がたちましたが、それだけではどうしても足りません。しかし、本作をふさわしい姿で世に出し、多くの方に広く観ていただきたい。そのためのご支援をお願いしたいのです。
「リ、ライト(Re-light)」とは「再び灯りをともす」の意。
灯りの下には人が集います。人と人が出会い、