はじめに・ご挨拶
みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんは、ニュージーランドワインを飲んだことがありますか?
Yesの方、あなたはラッキーです。
日本にはたくさんの国からワインが輸入されています。その中から、ニュージーランドワインを飲んだ経験があるということは、あなたは「当たり」を引いたことになります。おめでとうございます。そして、飲んだ感想は、僕と同じでしょう。そう、「すごく美味しい」ですよね。
ニュージーランドワインを愛する僕としては、この美味しさがわかる仲間がいることは、とても喜ばしいことです。握手したいです。
Noの方(たぶんこちらの方が多いと思います)、お待たせしました。実は、あなたもラッキーです。
なぜならば、ニュージーランドワインを初めて飲んだときの、あの「ハッとするトキメキ」「心躍る瞬間」が、これから味わえるのだから。今後の人生において、ひとつ感動できることが残されている。それは、どう考えてもラッキーなことだと思います。おめでとうございます。握手しましょう。
こう書くと「本当かよ!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、大げさではなくて、大まじめに僕はそう思っています。ニュージーランドワインは、本当に魅力があふれまくっているお酒です(どんな魅力があるかについては、あとでまたしっかりお話しします)。まだ飲んだことのない方には、飲めばきっと「なるほど、当たりだ!」と思っていただけるはずです(もちろんお酒が飲める方に限ってです。体質も年齢も、ね)。
ただ、現状、なかなか飲むチャンスがない。
出している飲食店は少ない。
買おうと思っても、身近なところで売っていない。
つまり、ニュージーランドワインは、「あまり見かけないお酒」です。
日本へのワインの輸入量の国別ランキング(量ベース)はこうです。
1位 チリ
2位 フランス
3位 イタリア
4位 スペイン
5位 アメリカ
・・・
・・・
11位 ニュージーランド
これが現実です。
あんなに美味しいのに。
あんなに心躍らせてくれるのに!
11位に甘んじている!
なんとかしたい。
ニュージーランドワインをもっと広めたい。
コロナで鬱々としたムードが続いています。
在宅の時間が増えた方もたくさんいらっしゃることでしょう。
こんなときだからこそ、気持ちがパーッと晴れやかになる瞬間、大切だと思います。
そのパーッと晴れやかになるお手伝いにもってこいなお酒、それこそが、ニュージーランドワインだ、と僕は思っています。
「僕」とは
名古屋で飲食店「ボクモ」を経営する、岩須と申します
僕について、紹介させてください。
はじめまして。岩須直紀と申します。年齢は45歳。日本ソムリエ協会認定のソムリエの資格を持っていて、名古屋で飲食店を経営しています。
飲食店の名前は「ボクモ」と言います。12年前の2009年にオープンし、6年くらい前から、店のメインをニュージーランドワインに据えています。
店にいらっしゃるお客さまは、最初はニュージーランドワインを飲んだことがない方がほとんどです。でも、飲んでいただくと、皆さん一様に「ニュージーランドのワインって、こんなに美味しいんだ!」と驚かれます。僕はそのたびに、カウンターのこちら側で小躍りしています。ビールしか飲まない方だったのに、うちにいらっしゃるようになってから、生活の中にニュージーランドワインを取り入れてくださっている方も何人もいます。
しかし、残念ながら、未だに日本では「入手しにくい部類のお酒」です