幸福(しあわせ)の黄色い羽根」は、犯罪のない幸福で明るい社会を願うシンボルです。
更生保護の象徴であるヒマワリの花の黄色と、刑期を終えて網走刑務所を出所した男性(高倉健)を温かく迎え入れる夫婦愛を描いた☞映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」(昭和52年、山田洋次監督)に由来しています。
■ いのちと地域社会を護る「更生保護のこころ」への賛同のしるし
ホゴちゃんと幸福(しあわせ)の黄色い羽根ホゴちゃんと幸福(しあわせ)の黄色い羽根
「おかえり。」と声を掛ける、うれしい関係。
人と人を「つなぐ」絆、そして寄り添って一緒に歩む「思いやり」が、更生保護のエッセンスです。
更生保護の活動はまさに、「人と人とが支え合う地域づくり、街づくり」だといえます。
幸福(しあわせ)の黄色い羽根は、このような「更生保護のこころ」への賛同のしるしとして、☞〝社会を明るくする運動〟のシンボルマークになっています。
犯罪や非行をした人の立ち直りを支え、再犯を防ぐことで地域の安全・安心を護る、更生保護の分野では、保護司、更生保護女性会、BBS会、協力雇用主など、様々な立場のボランティアが活躍しています。
更生保護の活動を行っている者にとっては、誇りのしるしでもあります。
コロナ禍で、ボランティア活動が危機
■ このコロナ禍で、
更生保護のボランティア活動にも多大な悪影響が。
このコロナ禍は、更生保護のボランティア活動にも多大な影響を及ぼしました。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、接触型の活動を自粛せざるを得なくなりました。
人と人を「つなぐ」絆、そして寄り添って一緒に歩む「思いやり」。
更生保護のいちばん肝心なところが、危機にさらされています。
保護観察を受けている人は、毎月数回必ず、地域ボランティアである保護司(あるいは保護観察所の保護観察官)と面接することが義務付けられています。これを電話等で代えざるを得ない時期もありました。
更生保護のボランティア活動を行っている様々な民間団体も、会員が皆で集まることもできず、総会を書面による議決で代えたり、いつも行っていた活動を小さくしたり自粛したりという状況になりました。
犯罪をした人や非行のある少年の立ち直りを支えることの大切さを訴える〝社会を明るくする運動〟を、7月の強調月間を中心に年間を通じて、沖縄県や県内各市町村も先頭に立って一緒に、官民の協働で例年行ってきました。沖縄更生保護ネットワークのサイト沖縄更生保護ネットワークのサイトところが令和2年からは、市町村での大会など、接触型の大きな行事を中止せざるを得ませんでした。なんとか実施できる場合でも「新しい生活様式」に合わせて実施方法を大幅に変更し、規模も縮小して、消毒や検温などの工夫もするようになりました。
このままではいけないと非接触型の広報活動を充実するため、☞沖縄更生保護ネットワークのサイトを新たに立ち上げました。
■ 沖縄は子どもの貧困率がワースト1位。子育て支援や、青少年健全育成に、
熱心に取り組んできた沖縄の更生保護女性会
オコジョさんは、更生保護女性会員ですオコジョさんは、更生保護女性会員です
このコロナ禍で、非常に大きな影響を被ったのが、「青少年に母の愛を」をスローガンに地域を巻き込んで活発なボランティア活動を展開してきた、☞沖縄の更生保護女性会です。
犯罪をした人や非行のある少年の立ち直りを地域社会の中で支援する更生保護の活動には、ボランティアの方々が様々な立場から大勢、活躍されています。
その中でも、更生保護女