世界初!ゲノム編集技術を利用して開発された「22世紀鯛」を多くの人に届けたい!

世界初!ゲノム編集技術を利用して開発された「22世紀鯛」を多くの人に届けたい!
リージョナルフィッシュ株式会社は、ゲノム編集技術を利用した品種改良法「ナノジーン育種」によって、日本の水産業の再興・世界のタンパク質不足の解決に挑んでいます!この度私たちが開発した、日本の水産業を救う可能性を秘めた可食部増量マダイ「22世紀鯛」を、食卓で味わってみませんか?

こんにちは、リージョナルフィッシュです!

この鯛は、自然界でも起こり得る進化を先取りする技術、ゲノム編集技術を利用した品種改良法「ナノジーン育種」を使って作られています。未来の味がする?かもしれないこの鯛を通じて、水産業の問題、タンパク質クライシスの問題を考えるきっかけにしてもらえると嬉しいです!

22世紀鯛のここがすごい!

「22世紀鯛」の特徴は、肉厚なワガママボディ。一般的な品種よりも少ない飼料で、肉付きが約1.2倍(最大1.6倍)に増えました。加えて、飼料効率が高く(14%改善)、少ない餌でも育つため、環境にやさしい品種となっています。また、筋肉量が増えたため、柔らかな食感で、よりおいしくいただくことができます。

22世紀鯛は、ゲノム編集動物食品の第一号です!

この度、私たちが開発したこの鯛は、国の手続を経て上市する、世界で初めてのゲノム編集動物食品となります。

厚生労働省の「ゲノム編集技術応用食品及び添加物の食品衛生上の取扱要領」 に基づき、遺伝子組換えに該当しないこと、また食品としての安全性について問題がないことを確認していただき、「可食部増量マダイ」として届出を行いました。農林水産省からも、生物多様性影響などの観点から問題がないことを確認していただき、同様の届出を行いました。
※届出の詳細については、厚生労働省HP、農林水産省HPをご確認ください。
また、表示については、消費者庁の「ゲノム編集技術応用食品に係るQ&A」に則して進めます。

この可食部増量マダイは、22世紀にはあたりまえに食卓に並んでいたかもしれない鯛。これを先取りするという意味で、「22世紀鯛」と名付けました。

現在、私たちの身の回りにある食品のほとんどは、品種改良されたものです。畜産物・農産物のうち、品種改良されていないものはミツバくらいと言われています。しかし、水産養殖については歴史も浅く、品種改良がほとんど普及していない実態があります。

優良な特性を持つ品種がやがて評価されるであろうことは歴史が証明しています。実際、水産物で品種改良に成功した数少ない例であるサーモンは、流通しているものの大半が品種改良されたものです。品種改良された水産物が豊かな食生活の一端を担う未来が必ず来ることを、私たちは確信しています。

新技術「ナノジーン育種」がもたらす可能性。

これまで品種改良では、自然に、あるいは放射線や化学薬剤を用いるなど人為的な方法で起きた突然変異が利用されてきましたが、 ランダムに遺伝子の変異が発生するのを待つため、およそ30年の時間を要します。目まぐるしく変動する地球環境の中で、人々のニーズに応え、タンパク質不足の解消を目指すには、圧倒的に時間が足りません。

そこで私たちは、ゲノム編集技術を水産物に適用し、超高速の品種改良を行うことにしました。そして、ゲノム編集食品ベンチャーや関係団体と相談の上、「欠失型ゲノム編集」(SDN-1、すなわち品種改良に分類されるもの)を「ナノジーン育種」と名付けることにしました。

”ナノ”は「10億分の1」を表す言葉で、ごく僅かな遺伝子(”ジーン”)にのみ働きかけることによって品種改良(”育種”)を行うことができるという意味を込めています。この手法を利用すれば、品種改良にかかる時間を、従来の30年から、わずか2-3年に短縮することができます。

ゲノム編集と遺伝子組換え・品種改良の違いは?

ゲノム編集とは、酵素を使って、起こしたい進化を担うDNAにピンポイントで刺激を与えることで、自然界でも起こり得る変