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福岡発!野に生きるシカ革製品から、プロダクトを通じて持続的な山や森をつくりたい
8 ~ 10 分
はじめに・ご挨拶
こんにちは!株式会社totonoiの代表 小島慎太郎(おしましんたろう)と申します。
わたしたちは、「山と、くらそう。」をテーマに、日本の里山や森にある”持続可能な資源”にスポットをあて、事業の成長が森や里山の健全化につながっていく”YAMABITO”というブランドを立ち上げました。
わたし自身がハンターであり、鳥獣問題をきっかけにこの事業を立ち上げたことから、第一弾として福岡の野に生きる鹿の革製品を、原皮からデザインまで手がけ、販売しています。
昨年2月からスタートした事業ですが、新型コロナの影響で鹿皮の流通が減り、製品生産が遅れ、販売の機会が減少したために、クラウドファンディングを通じて皆様に知って頂こうとプロジェクトに挑戦しています!
・最初から革が固くなく、しっとりと手に馴染む革を使ってみたい
・”革のカシミヤ”と呼ばれる鹿革の手触りやエイジングを楽しんでみたい
・鳥獣問題への対策や、日本の森・里山につながる製品を応援したい
・シンプルで使いやすいデザインの財布やキーホルダー、サコッシュを探していた
あなたが上の条件に当てはまっていたり、わたしたちの想いに共感して頂けたら、ぜひご支援よろしくお願い致します!
(なお本プロジェクトは「All in方式」での募集のため支援額に関わらずプロジェクトは実行いたします。)
YAMABITOって、どんなブランド?
『自分、ハンターやってるんです!』といえば、「お、マタギやってるの!!」という言葉が返ってきます。
ですが、マタギとは、正確には甲信越地方よりも北方の日本で狩猟をおこなう方々のこと。
九州地方では別の呼び名があり、その一つに”山人(やまと)”という呼び方があります。(めちゃくちゃマイナーですが。。)
いまでは狩猟をおこなうことが、様々な農林被害を軽減することに直結していることと、昔からの呼び方(やまと)をかけ合わせ、”山の守人” = ”YAMABITO”というブランド名にしました。
YAMABITOの鹿革プロジェクトを通して目指したいのは、鹿を”害獣”と呼ばれる存在ではなく、お肉も、皮も、しっかりと使い切る、里山や森からの大切な贈り物として循環していく仕組みをつくっていくことです。
YAMABITOが生まれた背景と、社会問題
あなたは日本の里山や森に、どのようなイメージをお持ちですか?
のどかな棚田が広がる風景?最近はクマやイノシシ、シカ問題で大変そう?過疎化や空き家が問題になっている…?
わたしも狩猟を始め、山に通うまでは少なからずこのような知識とイメージを持っていました。
ですが狩猟をはじめ実際に山へ足を運ぶようになると、「鳥獣被害の深刻さや未活用・廃棄、竹林の乱立に歯止めが効かない状況、そして針葉樹の未活用・放置」などのリアルな問題を目の当たりにしました。
「自然のことなんだから、そのまま放置しておけばいいんじゃないの…?」
と思われるかもしれません。
ですが、プラスチック製品やガソリンなどが使われる前は、わたしたちは里山や森の資源を消費し利用することで、上手に自然とお付き合いをしていました。
今では、グローバル化に過疎化、海外の資源が安くて使い勝手がいい。。
このような理由で、かつては人の手が入ることで資源の循環があった里山や森の資源