先着200名の支援者に組子角麻柄のコースターキットをプレゼント!(※支援につき一つをプレゼント)
明治時代以降、1945年(昭和20年)まで続いた時代に、台湾で建てられた建物には「フローラガラス」や「組子細工」といった伝統的な技術が施されていました。住宅事情の変化に伴い、現在では入手困難。ただこの技術は日本と台湾両国の共通の遺産となり現代にも残っています。数少なくなってしまった職人の技術を継承していくため、台湾にて日用品として蘇らせる活動が立ち上がりました。
それが「台湾レトロ新提案シリーズ」です。
立ち上げを手がけるのは新進気鋭のクリエイティブブランド「Hands」。台湾職人の技術を「掛け時計」、「収納ケース」、「ティッシュケース」といった日常で使用できるアイテムとして復刻しました。繊細な組子の木枠に、台湾ならではのフローラガラスをあしらった三種類、暮らしの質より一層引き立たせてくれます。
✥ リビングなどに陳列するだけで、伝統の味わいが醸し出され優雅で上品な空間に。
✥ 寝室や書斎に置き、自宅で台湾の歴史を感じることが可能。
✥ オフィスに配置して、空間の質を高めることができます。
伝統産業の師匠や職人は技術に没頭し、素晴らしい作品を世に生み出しています。そんな貴重な技術を新世代クリエイティブチームとの掛け算することより、新たなイノベーションを起こしました。
「Hands」が職人さんの意思を細部まで汲み取り、開発期間中幾度にも及ぶ打ち合わせを重ねました。伝統工芸の素晴らしさや職人さんの意思を絶やさぬまま製作できるよう、試作を繰り返し完成しました。
そしてついに現代にフィットした「台湾レトロ新提案シリーズ」が生み出されました。
ベゴニア柄とは、台湾の古い家屋の窓ガラスなどで見かける「ベゴニア」の花をモチーフにしたデザイン。上品なベゴニア柄が施された、透過性の低いフローラガラスです。
厚みが薄いため、現代建築で使用するのは難しいとされる希少なガラス。光の屈折により花柄が際立ち、情緒あるムードが漂う魅力的な作品です。
台湾にある42年の歴史を持つ「明順ガラス店」。現在ではすでに生産中止となっている貴重なフローラガラスなどを大切に保管。ガラスの柄を崩さぬよう丁寧に裁断し、木材とガラスを正確に接着。こだわり抜かれた技術によって、ノスタルジックな佇まいがしっかり残されています。40~50年分ものガラスは、それぞれ年月の跡と色の違いがあります。その中から選び抜かれた1枚で作られた、世界一つしかないデザインを堪能することができます。
「組子」とは、細い木片を釘を使わずに組み合わせ、緻密な幾何学的紋様を生み出す木工の伝統技法のこと。和室の欄間(らんま)や障子部分などに用いられています。和室の減少とともに組子の技術は貴重とされ、伝統工芸として台湾に根付いている職人の精神が見事に表現されています。
台湾の組子産業を率いたとも言われる存在の「永茂木器」。師匠の陳さんはものづくり精神の結晶を引き継ぎ、現在でも日本に輸出される製品の製造を続けています。
組子産業は盛況時からは衰退し、多くのメーカーが転換または終了を選択した一方、「永茂木器」は工芸に対する情熱を持ち続け「組子産業」を牽引。現代の中で新しい価値を探し求め続け、今回の作品「台湾レトロ新提案シリーズ」にも参加してくださいました。
素材にもこだわり、上質なカナダヒノキを採用。カナダ桧は、極寒の大自然中でゆっくりと育つため年輪が緻密な上に、強度・硬さの点で優れ、耐久性・耐蟻性も備