クラウンメロン100周年!名脇役「子メロン」入りたるたるで次の100年を彩りたい

クラウンメロン100周年!名脇役「子メロン」入りたるたるで次の100年を彩りたい
袋井市のメロンは今年で100周年!歴史の影には「子メロン」という名脇役が存在します。このローカルな食材を、もっと幅広い地域や世代に知っていただき、メロン農家さんを!袋井を!盛り上げたい!そんな想いで、子メロン漬け入りタルタルソース『ハニーたるたる』を作りました!!ハニたるで、次の100年を彩りたい!

初めまして!
静岡県袋井市で「Honey!ハニー!!」というレストランを経営している鈴木功三と申します。

袋井市は日本トップレベルの日照時間を誇り、メロンの農地として有名なほか、漁行・田畑・温室・畜産など、あらゆる食材が質の高い状態で手に入ります。Honey!ハニー!!は、この素晴らしい環境を存分に活かし、生産者との関わり方を重視する「食材ファースト」なレストランです。袋井スタイルヘルシーレストランとして2007年にオープンし、野菜バイキングを中心に日々邁進しております!

詳細はこちらから

当店の所在地であるファーマーズ・マーケット「とれたて食楽部」との共同事業として、高齢者向け移動販売も行っています。こちらは昨年11月に「第9回健康寿命を伸ばそう!アワード」にて厚生労働大臣優秀賞という、とても光栄な賞を頂きました。

生産者と消費者を繋ぐだけではなく、地域の健康と経済を循環させるべく、飲食店だからこそできることを常に模索しています。

袋井といえばメロン!そんな地元の特産品クラウンメロンを守りたい!!

①クラウンメロンは今年でなんと100年!!

静岡県袋井市で温室メロンが作られたのが1921年。今年でちょうど100年を迎えます。果物の王様的存在であるマスクメロンの中でも取り分け最高級の値段がつくのが、袋井市を中心とする特産品「クラウンメロン」です。

栽培の特徴は、甘みと旨味を集中させるため、1つの木から1玉だけ実らせる『一木一果(いちぼくいっか)』というもの。

一本の木にはおよそ30〜32枚の葉がつきます。その葉を大切にして3本の側枝の雌花に交配し、3個できる子メロンの中からひとつだけを選び残し、その実にすべての養分が集中するようにします。他産地のメロンは1本の木から複数個のメロンを収穫しますが、クラウンメロンでは1本のメロンの木から1個のメロンしか収穫しません。なによりも「おいしさ」を優先させるため1玉にかける手間のレベルが違います。

種の良し悪しの判断、温度管理、水や肥料のタイミングなどなど。長年の栽培から得た勘とノウハウ、怠らない熱心な研究、そして農家さん同士の頻繁な情報交換により、味と品質は今も進化を続けています。

②しかし、クラウンメロン農家さんの現状は厳しい

静岡県は温室メロンの生産量日本一。企業のお中元の贈答用として利用されることも多く、ピーク時である1991年には年間売上は100億円を記録していました。しかし、バブル崩壊以降は売り上げは減少。わずかに上向いた時期もありましたが、2015年度は最盛期の三分の一である約33億円にまで低迷しております。

昔から高級果物として人気ですが、近年はマンゴーやシャインマスカットなどのライバルが台頭。カットフルーツの需要が伸びる中、柔らかくて果汁の多いクラウンメロンはカットに向かず、時代の変化になかなか適応できていません。そんな消費低迷の流れもあり、700名ほどいた県温室農業協同組合クラウンメロン支所の組合員も現在は200人ちょっとにまで減ってしまいました。

そして新型コロナウイルスの感染拡大により、店舗での売り上げは昨年からの1年間で20%減少。長引く新型コロナの影響により売り上げの更なる減少が見込まれるなど、クラウンメロン農家さんは苦境に立たされ続けています。

農家さんの100年にも及ぶ手間とプライドの積み重ねあってこそブランドたり得るクラウンメロンですが、素直に喜んでお祝いしづらいのが現状です。

このプロジェクトで広めたい新感覚タルタルソース「ハニーたるたる