憧れた人物や、なりたい人物は居ますか?
大田区からこんにちは!ゴシックデザイナー後藤ききです★
憧れの人物。
その人物のファッションを真似したり、ミュージシャンだったならライヴに行ってみたり、その人物に近くなった様なワクワク感や、曲を聞いてテンションが上がったりしますよね?
そんな憧れの人物、、なれるならその人になりたい!
私の場合それは、ヴァンパイアとゾンビでした。
誰もが一度は物語の人物に憧れた事はあったと思うのです。
ヴァンパイアは耽美で繊細で儚いイメージですが、ゾンビはワイルドでちょっとバカっぽいw
対極なキャラクターですが、不死身であって棺に眠っている(ゾンビは墓の下と言った方が正解ですが)共通点があります。
幼いころにゾンビ映画を観て、夜一人でトイレに行けない程怖かったけど、、モノクロの映画に映る夜の墓地で蘇るゾンビ達と洋式の墓石の形。
そして、中世の衣装を着て、棺に眠る色白で華奢なヴァンパイア。
なんてカッコイイんだろう!と衝撃的でした!
自分もどちらかになれるならなりたい!大人になったら棺で眠りたい!
そう思っていましたが、現実はなかなか難しい物。。
まず、海外から棺を取り寄せるにも一苦労、輸送費だけで棺より掛かっちゃうんじゃない?!と。。
日本では勿論そんな棺は作られて販売はしていません。
カッコイイ!ワクワク!なりたい自分になりたい!理想の生活を送ってみたい!きっと私以外にも同じ気持ちの人は居るはず!
そんな想いをを実現させるべく、日本で、そして、私の活動の元である『工業の町大田区』からMade In OTA棺を作って販売しよう!と誓ったのです。
棺と言えば、葬儀業者だろうか。。
まずは葬儀業者を調べて、提携している棺桶の業者をさんへ問い合わせました。
すると、、
「日本の葬儀にはシキタリがあるから、そんなことしたら業界から叩かれて仕事なくなっちゃうよ~」
と言う回答でした。
確かに、業者さんが困ってしまってはいけない、でもシキタリって何なんだ?
『The!棺桶』としての棺は作れないのね~
では、家具だったらどうなんだろう?
そこで近所の大工さんに家具が作れる大田区の工場を紹介頂き、作る事に成功したのです!
最初は「え?棺?何で?」と言う反応でしたが、熱い思いをしっかり会ってお伝えしたら「やってみよう!」と、直ぐにお返事を頂けました!
私の夢の棺を引き受けて頂けたのが 大田区東六郷に在る有限会社由真建商さん。
店舗の内装建具や家具を製作の工場さんです。
DIYが好きな私はこれだけでもテンションが上がります~
工場さんと沢山打ち合わせをしながら棺が完成!
装飾のクロスも木製で作ってもらいました。
カーブや溝を均等に入れるには専務にしか出来ない職人技なんです!
ベースとなる棺が完成!
これだけでも十分カッコイイ★し、クローゼットとしても使えそうなので、家具としては完成ですが、、私が作りたいのは眠れる棺家具!中には眠れるようなクッションを入れたいので、今度はクッション素材を扱っている工場へ。
大田区のウレタン素材を扱う工場株式会社ダイニチさんへ!
こちらもまたまた「え?これで寝たいの?!」と言う感じからのスタートでしたが、熱い気持ちを語ったら「それならこれが良いかな~、この素材はね~」と、ウレタンに関する専門的な目線から色々チョイスして頂きました。
こうして、デザイナーから製造、材料と全て大田区で作った大田区産の『技術の詰まった眠れる棺家具 』が完成したのです!
眠