■私達ボタニカルファクトリーについて
鹿児島県大隅半島の最南端、南大隅町。
ボタニカルファクトリーがある南大隅町は、亜熱帯気候と温帯気候の間で、多種多様な植物が生い茂りその数およそ4000種類と言われています。この稀有なロケーションにおいて、自社栽培、契約栽培を近隣の農家の方に協力してもらいながらハーブや植物、果物を原材料とした化粧品を作っております。
自社ブランドBOTANICANON(ボタニカノン)は、ボタニカルがカノン(輪唱)するように、幾重にも重なる植物エキスやアロマオイルの様を表したブランド名で、2016年に生まれました。
ボタニカノンでは、近隣の植物を積極的に活用したスキンケアラインナップとして、合成界面活性剤、防腐剤、石油系化学薬品は一切使用しておらず、自然由来成分100%にこだわる化粧品です。
近隣農家との協業として、冬には「たんかん」、春には「ドクダミ」、夏には「ホーリーバジル」「パッションフルーツ」「パイナップル」、秋には「レモングラス」そして、1年を通じて採取される「月桃」など、時には農業廃棄物として売り物にならない作物を買い取り、化粧品原料に転用することで地域の農業従事者と共存できる「サスティナブルコスメ」を実践しています。
工場は平成25年に廃校になった小学校の校舎を活用し、学び舎を再活用することでブランドに「無垢であたたかい」イメージが湧いてくるような、そんな心のこもった化粧品づくりを目指しています。
■このプロジェクトで実現したいこと
南大隅町の人口は約6,000人。65歳以上の高齢者が全体の49%以上を占める超高齢化自治体にあたります。その半数以上が専業または兼業農家で、年々高齢化が進み耕作放棄地も増えています。
そのような中で、冬の特産物として柑橘系の「たんかん」があります。
たんかんは、年間340トン出荷されるこの町の特産品となっておりますが、傷モノや実が小さいモノ、そして高齢者の農家の方が採取できない高所にあるモノなどはそのまま放置されたり、出荷の選定の際に規格外品とされ、毎年数トンまだ食べられる果実が廃棄されています。
私達の化粧品は「地産コスメ」と呼び、その地で採取される植物や果物から「蒸留水」や「アロマオイル」そして「植物エキス」を自社で抽出し、化粧品化までを小学校跡地の工場で一貫生産しています。
私達は、規格外品となった「たんかん」を可能な限り引き取り、冷凍庫で保管し、その都度取り出してはその果皮を水蒸気蒸留し、アロマオイル「タンカン果皮油」を抽出したり、蒸留水の「タンカン果実水」を取り出して、ボタニカノンの商品の化粧品原料として活用しております。
《タンカン果皮油の活用商品》
◉ボタニカノン フェイスオイル
◉ボタニカノン ハーバルモイストハンドクリーム
◉ボタニカノン タンカンディッシュソープ(環境対応型食器洗い石鹸)
以上の3商品に主に香り付けとしてその精油(アロマオイル)を使用しています。
毎年、この時期(1月〜3月)は、大量のたんかんが廃棄されます。
たんかん規格外品の選別
今回のプロジェクトでは、以下の3つを目的があるため実現したいと考えています。
1)規格外品のたんかんは、まだ美味しく食べられるのがほとんどです。私達が原料として買い取る資金を調達できれば、参加してくださった方に「規格外品のたんかん」とそれらを使った私たちの商品「ボタニカノン」を返礼品としてお送りし、少しでも農業廃棄物を減らすことに貢献できます。
2)規格外品のたんかんは毎年自社