繊維からリサイクルした土みたいなもので京都の呉服商のビル屋上で貸菜園

繊維からリサイクルした土みたいなもので京都の呉服商のビル屋上で貸菜園
京都の街中(まちなか)には活用されていない不動産が沢山埋もれています。不動産を有効に活用する為、呉服商の使用されていないビル屋上で野菜を皆さんに育てていただく菜園を創ります。その菜園には呉服商の流通において不要、廃棄された呉服の繊維をリサイクルしたものを利用します。

初めまして。このページをご覧いただき誠にありがとうございます。京都市内で有効利用出来る不動産を生き生きとさせるための活動を行っております、小池豊と申します。

京都市内で活用されていない不動産は沢山存在します。また、時代の流れや現在の新型コロナウィルスの影響等により活用することが出来なくなった不動産も沢山あります。その活用されていない不動産をどう生き返らせるか?社会にとって意義ある不動産にする為にはどうしたら良いのか?それを具現化していくことが私の使命だと思っています。

このプロジェクトは、斜陽産業の一つでもある呉服業界の産物を生かして、それを呉服業の不動産にて生き生きとさせることです。さらにその生き返った不動産に地域の方々を含め野菜作りに興味を持ってもらうことが今回のプロジェクトで実現させたいことです。

1.呉服業界の産物
呉服に様々な繊維が織り込まれています。その繊維で様々な呉服(衣料)作られていますが、不要な呉服は廃棄されているのが現実です。 不要な呉服をカバン等の小物類にリサイクルしたり、親から子、子から孫へとリユースされ再利用されている場合もありますが、大部分は日本において年間200万tもの衣料が廃棄され、以下のような社会問題となっています。
①繊維のリサイクル法は制定されていない
②年間焼却されている衣料は170万tに及ぶ
③焼却処分により二酸化炭素が排出され環境汚染されている            2.呉服業の不動産
日本文化を象徴する「呉服・着物」が今、売れていません。外国人からの関心は高く着物体験のアクティビティなどが京都でも人気を集めていました。しかしながら、昨今の新型コロナウィルスの影響に加え、呉服業の分野は斜陽産業であり、京都でも着物を楽しむ文化が少なくなってきています。市場、需要共に縮小が余儀なくされ、老舗の呉服屋も窮地に立たされ、売却や廃業、倒産が相次いでいる状況です。そうなると業務に使用していた建物、不動産も不要となっているのが現状です。

3.野菜作り
コロナ禍で旅行をはじめ移動が制限されている、大切な家族や友人とも飲食もままならない。心身ともに疲れが溜まってきている。これらを少しでも解消する為に野菜作りをお勧めします。私も体験して初めて実感したのが野菜を作ることでの「癒され感」です。郊外に移動しなくても、大きな畑を借りなくても、気軽に京都市内のど真ん中で野菜作りが出来ます。

そこでこのプロジェクトでは呉服をはじめ不要になった廃棄衣料からリサイクルして作られた土のようなものを使い、今は活用されていない呉服商のビル屋上を貸菜園にしたいと思っております。

●貸菜園の建物と場所

京都市の中心地「四条烏丸」から歩いて5分の場所、京都の街中(まちなか)に建っているこのビルの屋上に集まる皆さんに野菜を作ってもらいたいのです!

●実際の屋上菜園でのきゅうりの成長過程

苗を植えた後、支柱を立てました。

支柱にネットを張り、ツルが延びていきます。

大きく育ちました。

廃棄衣料からリサイクルして作られた土のようなものとは何でしょう?それが「エコっち君」です。

●エコっち君製造過程
廃棄衣料を裁断し、熱処理後にフェルト状に固形化します。その後再度細かく裁断し、水分や肥料の養分を保たせるための人工石や木炭を混ぜます。

「エコっち君」は廃材衣服をリサイクルして 作られた無機質の軽量土壌で、野菜や花を育てるのに最適です。ベランダ・屋上菜園用に特化した軽量土壌です。根張りがよく、肥料などを加えるとより強く大きく育