【鶴岡市立加茂水族館】美しいクラゲたちをえさ代で救いたい

【鶴岡市立加茂水族館】美しいクラゲたちをえさ代で救いたい
クラゲの展示種類数世界一の加茂水族館。新型コロナウィルスの影響により、一時休館を余儀なくされ、再開後も来場者数は従来の半分以下に落ち込み、依然厳しい状況が続いています。お客さまに癒しと笑顔をもたらす幻想的で美しいクラゲたちを守っていけるよう、どうかみなさまの温かいご支援を心よりお待ちしております。


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【鶴岡市立加茂水族館】美しいクラゲたちをえさ代で救いたい
5 ~ 6 分
はじめに・ご挨拶

加茂水族館は、1997年にまったくの偶然から始めたクラゲ展示が大きな話題となり、現在では“クラゲ展示種類数世界一”を誇る水族館として全国的に知られています。特に、直径5mの円形水槽の中に約1万匹のミズクラゲを飼育展示しているクラゲドリームシアターはとても人気があります。

しかし、昨今の新型コロナウイルスに伴い、GWの臨時休館、夏休みの入館規制、年末年始の自粛要請と続き、人気イベントの中止を余儀なくされ、来館者数は従来の半分以下にまで落ち込んでしまうというような大変苦しい状況にあります。水族館の運営には、飼育員の雇用や水質や水温の維持、クラゲたちのえさ代などたくさんの費用がかかります。今回、みなさまにクラゲたちのえさ代を支援いただければ、健康に美しく泳ぐクラゲたちを守ることができます。
このプロジェクトを成功させるため、どうかみなさまのお力添え、ご支援を賜りたく存じます。
加茂水族館の奥泉和也館長
加茂水族館のクラゲたち

クラゲの神秘的な美しさに魅せられ、進化を続ける加茂水族館。常時60種以上ものクラゲを展示し、その生態や魅力をわかりやすく伝えています。中でも「クラゲ解説コーナー」では、様々な成長段階のクラゲを間近で観察でき、クラゲのえさやその食べ方を見られるなど「クラゲのなぜ、なに?」を学ぶことができます。

■コティロリーザツベルクラータ
傘の中央が盛り上がっており、目玉焼きのように見えることから、英語では「フライドエッグジェリー(目玉焼きクラゲ)」と呼ばれています。成長すると口腕の先が紫に色付き、見る角度によって違った美しさを楽しむことができるクラゲです。

■ パルモ(仮称)
ウィーンのシェーンブルン動物園からポリプ(クラゲの受精卵が海底などに付着し、小さなイソギンチャクのような姿になったもの)を譲り受け、加茂水族館で繁殖したクラゲです。日本でも見られるのは当水族館だけと思われます。紫色の傘の縁がとても美しく、成長すると60cmから90cmにもなります。

■ アトランティックシーネットル
海水と淡水が入り混じった水域に棲む大型クラゲで、水槽では海水と淡水を混ぜて飼育しています。透明感のある白さが美しいクラゲです。

■ ミズクラゲ
奥泉館長が一番好きなクラゲです。世界中の海で見ることができるポピュラーなクラゲでありながらも、シンプルで美しい姿をしています。展示している水族館は多いのですが、大量に繁殖させることは現在の技術でも難しいのです。「クラゲはミズクラゲに始まって、ミズクラゲに終わると思っています」(奥泉館長)

■ シンカイウリクラゲシンカイウリクラゲは水深500~1000mという水深の深い場所で生活しています。最大で15cm程に成長するクラゲで、その名の通りウリ(瓜)型の形をしていることから名前が付けられました。特徴としては、櫛板という体表面にある毛を動かす際に光を反射することで綺麗に光っているように見えます。

■オワンクラゲオワンクラゲは、発光するクラゲとして知られており、このクラゲからはエクオリンとGFP(グリーン発光タンパク)が発見されています。エクオリンは、カルシウムイオンの 測定試薬として、またGFP は、その遺伝子を目的の遺伝子につなぎ蛍光マーカーとして利用されています。

■シロクラゲ
東北より北の寒い海に現れるクラゲです。庄内浜では4~5月に出現し、ポリプを10度以下で飼育すると大量に