海街フェスを成功させ、失われゆく海岸の自然を子ども達の未来に残したい

海街フェスを成功させ、失われゆく海岸の自然を子ども達の未来に残したい
湘南、平塚海岸の樹林帯の豊かな自然が失われる危機にあります。海街フェスは子供達の未来に豊かな自然を残すため、体験型イベントなどを通じてその重要性を知ってもらうもの。思いは共感を呼び前回は2,000人以上の動員がありました。失われる危機が迫るなか全対策を行って成功させるため、今、皆様の支援が必要です。

失われる危機が迫っている平塚海岸樹林帯の保護を訴える目的で開催してきたこのフェスも今回で第3回を迎えます。

これまで以上に感染症対策を万全にして臨み、ご来場いただく方がより安心して安全に楽しめるようにするために警備や対策を今一層強化したいと考えています。またさらに充実したイベントにするためにコンテンツの充実もはかりたいと考えて、皆様にご支援をお願いするものです。

第2回海街フェスの様子。開催趣旨に賛同する2,000人以上の方々の来場がありました。

湘南海岸と呼ばれるエリアの西側に位置する平塚海岸は、同じ湘南エリアの中でも有名な江ノ島や茅ケ崎の海岸に比べるとそれほど知られていませんが、観光化されていない分、自然の景観がそのまま残っています。

砂丘からなだらかにつながる海岸樹林帯の美しさが、ストロークの長い海岸線の魅力を引き立てています。平塚砂丘の夕映えは、市民によって選ばれた「平塚八景」のひとつになっています。

湘南でも貴重な自然の造形美を残す平塚海岸は、この冬に解散する人気アイドルグループのミュージックビデオのロケ地にもなりました。
メンバーの方の一人が平塚海岸のこの景色が好きで、この場所をロケ地に選んだということです。

実はあまり知られていませんが、絶滅危惧種であるウミガメが平塚海岸に産卵にやってくることがあります。

専門家によればウミガメが産卵できるのは、近くの国道を走る車のヘッドライトや近隣の住宅の光を、海岸樹林帯のクロマツや常緑広葉樹が遮るからなのだと言われています。

ひとたび樹林帯の中に入ると驚くほど静かで、すぐ横を走る国道の騒音もほとんど聞こえません。

トンボ、せみ、かまきりなどたくさんの虫がいて、虫を食べにコゲラ、ヤマガラ、ツバメなどの野鳥がやってきます。豊かな森に、多様な生き物が暮らしています。

この海岸樹林帯は約40年前に神奈川県によって植えられ、地元と県によって大切に育てられたものです。
海から吹きつける強風を弱め、また風に乗ってやってくる砂、塩を防ぐ減災効果があります。

専門家によれば、台風の際の高潮や津波を減災する効果もあるということです。
海は優しいけれど、時に牙をむきます。海岸樹林帯は海からやってくる災害から人々の暮らしと命を守るために無くてはならない存在です。

東北地方には「屋敷森」という言葉があるそうですが、海岸樹林帯は街と人を守る「屋敷森」であり「緑の防波堤」です。

大型台風が来るたびに砂浜は削られ、海と街の距離が近づいています。
海岸林の重要性はますますクローズアップされています。

しかし、今この樹林帯のうち約1.6ヘクタールが駐車場やバーベキュー場などの商業施設に姿を変えようとしています。私たちは今、輝くこの美しい樹林帯を多くの方に知って頂きたいと思います。

私たちは何としてもこの樹林帯を後世に残していきたいと考えています。
子どもたちの手に引き継いでいきたい、そう強く願っています。

樹林帯を生かして、その中で、子供たちが探検して回れるようなクイズラリー、専門家によるトークイベント、防災等の各種展示を企画し、フリーマーケットや音楽という形で老若男女問わずみんなで作り上げる手作りのイベントです。中学生を含む50名以上のボランティアスタッフが活動を担い、2020年秋に第一回海街フェスが始まりました。

おかげさまでご来場いただいた方からは「とても楽しかった」「樹林帯の役割がよくわかった」とそんなうれしいお声を頂いています。

さらに今回3回目として一人でも多くの方にこの樹林