沖縄・西表島のピーチパイン廃棄ゼロを目指して!
大阪の企業が挑む
「ピーチパインもったいないプロジェクト」
オーダーメイド革製品店 Lilyleather Design 代表の大城です。
両親の故郷である沖縄県、西表島で規格不良(手のひらサイズで小さすぎて売り物にならない)で廃棄されるピーチパインを使って、今年も【極旨コンフィチュール】を作りました。
「ピーチパイン」知ってますか???
ピーチパインは沖縄で生まれ1999年(平成11年)に品種登録されました。桃のような香りがすることから一般的にはピーチパインと呼ばれていますが、本当の名前はソフトタッチと言います。果肉は白くて食べた味も通常のパイン独特の舌を刺すような酸味は少ないのが特徴です。香りがとても強く、桃のような香りとほんのりピンク色をしています。
カットすると、中の実は白っぽい果肉で、芯はほとんどありません。口に入れたとたんに桃の香りが広がり、とてもジューシーでスジもほとんど感じ無いのが特徴です。缶詰めのパインよりも甘いと感じるほどですが、果物本来の甘味なので、砂糖の甘さとは全く違った美味しさです。
1年間で2ヵ月しか収穫できない。希少価値の高いフルーツです。
フードロスへの取り組み
沖縄では収穫されたピーチパインの一部は、小さすぎる事が理由で廃棄されてしまいます。
味は本当に甘くて美味しいのに・・・・。
「もったいない!食べ物を粗末にしない!」 一般的に流通している農産物のフードロスへの取り組みは、日本全国で頻繁に見受けられるようになりました。例えば、曲がったキュウリやナスなど形が不揃いの野菜、小さい傷がついたナシやりんごなどの果物。スーパーや百貨店に並べることができなくても、地元の直売所で買ってもらえる。
でも、ピーチパインは販売条件が悪すぎる・・・離島・輸送費・鮮度・知名度・収穫高 etc.
さらに、皮を向くのも苦労するぐらい小さいものもある・・・苦笑
一昨年は、そのパインを引き取り大阪で販売しましたが、沖縄からの送料は高額でしかも美味しく食べれる時期が短いなどで、販売するには難しい事を経験しました。
この「ピーチパインもったいないプロジェクト」を毎年継続するためにはどうしたらいいのか?!
紆余曲折ありましたが、地元大阪で瓶詰めのプロと出会い、コンフィチュールを製造する事を決意いたしました!!
また、年毎に変わる収穫数、売れ残りを防ぐため製造数コントロールのために専用冷凍庫を購入しました。
先ずは、西表島のピーチパイン。
そして、将来は沖縄全体のピーチパインの廃棄ゼロを目指しています。
そのためには、クラウドファンディングをとおして皆さまに知ってもらうことが「はじめの一歩」。
頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!
オーダーメイド革製品店の挑戦
Lilyleather Designは、いつもは革屋なんです。
毎日、オーダーメイドで革製品を作っております。
クラウドファンディングも革製品で何度もチャレンジしています。
そんな私が何故・・・!?
**** History ****
私は両親が沖縄県出身で沖縄料理で育ちました。
数年前に叔父たちが、西表島でピーチパイン作り(K・オアシス農園)を始めました。
久しぶりにピーチパインを食べると・・・
子供のころ、田舎から送ってもらったピーチパインの思い出が蘇りました!
この匂い!この味だ!
もう30年以上も前ですが、毎年夏の始まりの時期に沖縄の田舎からパインが送られて来