いと歴史を次の100年につなぐ
今村天主堂は、キリスト教が伝わった時から、どんな苦難にあっても必死に信仰を守ろうとし今村の信徒たちの想いを背負い作られました。信徒たちの心の拠り所であることはもちろんですが、大刀洗町の皆さんをはじめ、全ての人たちの心の拠り所となりうる存在です。教会は信仰を伝えていくことが本来の役割です。それは、開かれた教会としてあらゆる人に教会を開放し、福音を知らせる機会を持つということです。苦しんでいる方や困っている方に救いの手を差し伸べることはとても大切で、今後も必要なことだと思います。先人たちの強い想いと教会のあり方を思えばこそ、今村天主堂を100年先にも残していきたいのです。
天主堂を保存し、そして大刀洗町の顔として在るためにも、教会は地域社会の中で共感してもらえなければいけません。さまざまな方が大切に想うこの天主堂を守るために、900人ほどの信徒たちや地域の方と「今、教会のために何ができるのか」を話し合いながら事業を進めていきたいと思います。訪れた人が居心地よく利用できることはもちろん、訪れた人の心に寄り添うような、100年先も愛され続ける今村天主堂を目指して、最善の方法を模索し続けます。
寄付の使い道
今村天主堂の保存のためにすべて使用させていただきます。
ぜひ多大なるお力添えをよろしくお願いいたします。
自治体からのメッセージ
町のシンボルでもある今村天主堂の保全にご協力をお願いします
今区集落の中ほどにそびえたつ今村天主堂。皆様には一度、今村天主堂を訪れていただきたいと思っています。外観のどっしりとした佇まいに圧倒され、堂内の凛とした空気とステンドグラスから差し込む光の繊細な美しさに目を奪われることでしょう。
教会建設に至るまでの歴史を知り、後世へつなげてゆきたいと願う我々の思いに共感いただければと思います。
ご支援をお願いいたしますとともに、これからも応援をしていただければ幸いです。
【大刀洗町在住の皆様からのご寄附に関する注意事項】
大刀洗町では、町内在住の皆様からの寄附に関して、お礼の品の送付は対象外とさせて頂いております。予めご了承ください。
お礼品について
帚木蓬生『守教』(直筆サイン本)
「守教」では、今村天主堂がある大刀洗町の今村が舞台となります。戦国期から江戸時代の終わりまでの約300年にわたるキリスト教弾圧と迫害の時代を、悩みながらも信仰を守り必死に生きた村人たちの姿が描かかれています。「第52回吉川英治文学賞」および「第25回中山義秀文学賞」を受賞された作品です。
帚木先生には、この取り組みに共感いただき、返礼品の本に直筆のサインをしていただきました。また、帚木先生よりメッセージもいただいております。
「『守教』で描かれたように、受け継がれた強靭な信仰、周辺の村々の人々の寛容さを具現する遺産として、今村天主堂をこのまま瓦解させてはいけません。百年前と同じく、今度はドイツ人ではなく、日本人の浄財での復活を節に願っています。(一部抜粋)」
(帚木蓬生先生からいただいコメントがこちらhttps://camp-fire.jp/projects/107792/activities#menu)
事業スケジュール
令和2年~:
・保存管理計画の策定
・保存修理前の予備調査(破損状況、実測調査、耐震診断など)を行い、これらの情報をもとに設計
・解体工事(部材などの詳細調査、文献等の歴史調査)
・実施設計
・組立工事
・修理工事報告書・保存図の作成
【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しな