飽和脂肪酸(リノール酸)を多く含むキャノーラオイルを使用しました。
そして、仕上げに全体のソースの味わいを調えるとともに、豊かなフレーバーを纏わせて、且つまろやかな旨味を加える効果の高い「KOBE WINE セレクト 白辛口」を贅沢に、且つふんだんに用いました。
その割合は、実にドレッシングの11%に相当する量です。
お食事の時に飲んでも美味しく味わえる「KOBE WINE セレクト 白辛口」を惜しげもなくふんだんに使用することによって、和と洋の伝統食材をバランスよくまとめ上げた、まさに国内に和洋の文化の融合を発信する港町神戸という町の歴史とリンクするような神戸らしいオンリーワンの美味なるソースとして仕上がっています。
尚、「KOBE WINE セレクト 白辛口」の使用に当たっては醸造販売元である「神戸みのりの公社」さんにも多大なるご理解とご協力を賜ることができ、商品のラベルなどにおいて正式な「KOBE WINE」のロゴの使用を許可いただく認可を正式にいただきました。
私はたった一人の料理人に過ぎず何の力も持ち合わせませんが、私の創り上げたドレッシングの味わいとクオリティーを、KOBE WINEを作られている神戸市の経営する「神戸みのりの公社」様が認めてくださった結果と受け止めております。
神戸で生まれ、育ち、神戸地元の食材のクオリティーの高さに魅了された故、「神戸旬膳」というタイトルのお店まで始めてしまったシェフが追求した美味なるドレッシングが、結果として和洋文化の融合を象徴するような成り立ちと味わいに仕上がったのは、決して偶然なのではなく必然であったと考えています。
これこそが神戸のオンリーワンのオリジナルな味わいですと、自信を持っておすすめいたします。
プロダクト誕生までのお話
シェフ川本の料理人人生のスタートは、今は無きパスタの専門店「壁の穴」という会社に入社した昭和59年(1984年)の事でした。
それまでも数々の飲食店でお仕事をしておりましたが、あくまでもアルバイトの立場で料理人になるという意思を固める前の事でした。
当時すでに一世を風靡していた和風スパゲッティの元祖であり草分けでもあった壁の穴は10代の幼き学生であった私には、アルバイト代が入った直後にだけに利用できるというような非常に贅沢な存在でした。
しかし、若いスタッフばかりであるにもかかわらず、そこで出てくる料理はパスタは言わずもがな、サラダからアラカルトまですべてが美味しく感動を味わいました。
他の飲食店で長くアルバイトもしていた当時の私は、当然のように壁の穴で食べた料理を家でも自作して再現できないかと幾度もチャレンジしましたが、似ても似つかぬものしかできず「やっぱりプロの料理人ってすごいんだな」とあこがれるとともに、自身も料理人を目指しプロになろう!と決心したことによって壁の穴に入社を決めたのでした。
そして、その時決定的な決め手になった料理が、夏にいただいた冷製スパゲッティの「サラダスパゲッティ」でした。
冷たく、どこかスパイシーで、鼻に抜ける香りも素晴らしい。しっかりした味わいがあるのに食べ飽きせず、いくらでもお腹に入っていってしまう。このパスタソースはいったいどうやって作っているのだろうと何十回も家で挑戦しましたが、ただの一度も近い味わいにすらなりませんでした。
実はその時の冷製パスタ「サラダスパゲッティ」に使われていたソースが今回開発した「KOBE WINE DRESSING」の原型に当たるドレッシングだったのです。
入社してこのド