はじめに・ご挨拶
初めまして。三原市にある白竜湖スポーツ村公園で管理者として勤務している者です。
6月11日金曜日、午後いつものように園内の見回りにあるいていました。
緊急事態宣言化のほぼ閉鎖状態の園内は通常時も人はほとんどいない場所ですが
草や鳥や生き物たちの状態の確認などいつもと変わらない公園で相変わらず平和だなと感じていたところ
最後、事務所駐車場のあたりで地下から「ミウミウ」という声がするのです!
おそらくどこかの排水溝からだと思います※動画が貼り付けできれば当時のを貼り付けたいです。
私の力ではふたが持ち上がらず、119番をしました。
最初は「猫の救出は…」と言われていた職員さんも、園内には私ひとりしかいなく
周りにも人がいません。すると来てくださることになりました!もちろん途中で出動要請がはいれば
そちらを優先されるというお話でしたが、とてもありがたかったです。
あの小さな声を私はどうしても見過ごすことはできませんでした。
しかし、隊員さんが到着したときには直前まで聞こえていた声は聞こえなくなり・・・
園内の地下排水もどこにつながっているか多方面にひろがりすぎてわからず。
地下で配管がどのようになっているかわからない中消防隊の6名の方達や、職員の方もきてくださり
皆様みんなであっちこっち探したり…
バールで排水溝の蓋を開けたり、土管に誰かが入ってみるか⁉️となったり。。
どの排水溝かわからない中、消防車のホースで弱めの水を50M先くらいからちょろちょろと流し、水で追い込む作戦…
右側、左側…とつぶしていくしかない中…ついに、出てきました‼️
まさかの3匹‼️💦1匹は風邪を引いたか病気みたいに弱っていて、その子を守るかのように…。
全ての命は救えないし、普段は手を出さないのですが
やはりあのSOSの必死な小さな小さな声は、
生きたいという彼らの必死な叫びだったのだと思います。
声を聞いたら見過ごすわけにはいきませんでした。
恐らく、一番上の子が必死で泣いていたのかと。瀕死の子は泣くことも走ることもほとんどできず…
しかし、正直2時間半の捜索で、もう見つからなかったら地面全部掘るわけにはいかないし、
諦めなきゃならないかなってちょっと思ってはいました。
それでも3匹一緒に見つかるのはこの子達の生きたいって思いとご縁なのかもと感じました。
この後、夜間あいている動物病院で診察をしてもらい、のみがたくさんだったので、のみとりをしてもらいました。
生後1か月くらいの子だそうで、
瀕死の子はまだ体重は200g。衰弱しきっていました。抗生剤の注射と目薬をいただきました。
しばらくは保護して4時間おきに投薬です。
帰宅してからミルクを混ぜた柔らかなご飯をしっかり食べてくれました。
この先どうしていくかはまだわかりませんが、
できる限りこの小さな兄弟のために安心できる温かな暮らしを提供してあげたいとは思っています✨
野良猫全てを助けることはできません。
でも、こうやってご縁があった子たちだけは。
この先手術もさせなきゃならないとは思います。
人間のエゴかもしれませんし、
自然界の掟に背いているかもしれません。
でも、やっぱり。
暖かく安心して過ごしてほしいと願っています。
疲れてなかなか寝付けない4時間後…
「ミィゥ」という遠く(玄関)の声に飛び起き、
ミルクとご飯をあげ、お薬を。
弱っていた三男坊もしっかり食べてくれましたが、
お兄ちゃんお姉ちゃんは
お腹いっぱいで元気が出たか、探検隊に。