日本を代表する真珠の産地 宇和島産真珠ネックレスのブランド「UNIQTOUS」

日本を代表する真珠の産地 宇和島産真珠ネックレスのブランド「UNIQTOUS」
日本を代表する宇和島産の真珠を使用したネックレスのブランド「UNIQTOUS」です。冠婚葬祭のイメージが強いあこや真珠を、普段使いのジェンダーレスなネックレスに仕立てました。ネックレスに使用する真珠は宇和島産の品質の高い7.5〜8.0mmのボリューム感のある真珠で、存在感のある仕上がりです。

はじめに・ご挨拶

合同会社ウワノヒト代表の中山と申します。今回はこのプロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。

私の家族は愛媛県南予(なんよ)地方の出身です。私自身は生まれも育ちも関東ですが、お墓参りなどで訪れる南予地方は懐かしさを感じる場所です。その南予地方の産業である真珠養殖に興味を持ち、宇和島産のあこや真珠を使ったネックレスのブランド「UNIQTOUS」を立ち上げることにしました。
このプロジェクトで実現したいこと

真珠のネックレスといえばテレビショッピングやデパートの催事場の売り場を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。女性のアクセサリーの定番で、冠婚葬祭に欠かせないといったイメージかもしれません。

真珠養殖は日本で生まれた技術です。貝を育て、その中に真珠の核を挿入し、海で養殖することであの真珠が生まれます。近年、原因不明のあこや貝の稚貝のへい死などがニュースになっていますが、真珠自体の需要も落ち込んでいます。

今回、日本を代表する真珠の産地である宇和島の素晴らしい真珠をぜひ日常から身につけていただきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。真珠養殖の現状を知っていただき、この真珠をお買い求めいただくことで、産地を支援できるような経済の循環を作りたいと思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由

真珠を求めて宇和島を訪れたのは2012年のことでした。弟を連れて祖母のお見舞いに行った時のことです。祖母の入院する病院を訪れた後、卯之町にあるお墓に向かい、その足で幼い頃に行ったことのある宇和島を目指しました。そこで養殖業者様が行っていた「真珠の養殖体験」をしたことが、私と真珠の出会いです。海から引き上げられた貝の中からキラキラ光る真珠の粒を見つけた時の感動を、私は今でもはっきりと覚えています。

初めて自分で採った真珠(宇和島、土居真珠様にて)

それから、愛媛県を訪れるたびに真珠を少しずつ買い集めるようになりました。このコロナ禍により観光客が減少、入札会の延期、香港でのジュエリーの展示販売会が中止になるなど、真珠にまつわる業界も大きな打撃が出ています。加えて、あこや貝の稚貝のへい死なども続き養殖業者様は非常に苦労されていると聞きました。そうした状況を知るにつれて、私一人の力では何も変わらないかもしれないけれど、私が宇和島で真珠に出会ったような体験をぜひ多くの方にしていただき、宇和島産真珠の魅力を伝える活動を通じて地域の産業に貢献したいと、このプロジェクトを立ち上げました。

ブランド名は宇和島や、仲間と出会った大学”University”、宇宙、ユビキタスなどからUNIQTOUS(ユニクタス)という名前を考えました。コンセプトは”Beyond the Border”。真珠ネックレスの常識や概念を超え、宇和島から世界に羽ばたくブランドを目指します。

これまでの活動

2019年4月、私は明治大学専門職大学院に入学し主にマーケティングを学びました。授業で知り合った同級生に宇和島の真珠の話をする中で、学んだことを生かして地域産業に貢献したいというアパレル業界出身の小林直樹さん、大学職員で地域連携事業に取り組む望月利昭さんに出会い、宇和島産真珠を使用したネックレスブランドの立ち上げ準備をはじめました。

写真:右が代表の中山香織、左がCOOの小林直樹

まず宇和島の養殖業者様にお声がけをし、真珠ネックレスを一緒に作ってもらえないかという話をしたのですが、真珠は入札制度があり、限られた業者のみが入札に参加でき