ノーズアートを知っていますか?
What is Nose Art?
ノーズアートとは軍隊で使われる飛行機(戦闘機や爆撃機)の主に機首(ノーズ)に描かれた絵やワードを示します。基本的に飛行機に描く”落書き”です。しかし個人の主張であるノーズアートは時に非公式なパーソナルなものから半公式なものまで世界の国々の軍隊で見られます。第一次世界大戦から1991年の湾岸戦争まで多くみられたノーズアート。そこには戦争で離れ離れになった恋人への気持ちを描くものや、ストレートに怒りを現したもの、ユーモラスで冷笑的なものなどがあります。また刺激的でセクシーな表現なものも多くみられます。
*写真はイメージです。
それらはただの”落書き”ではおさまらず、戦争に対する感情を要約したものと言えます。飛び立つ若者の孤独や皮肉を現したり、彼らなりの勝利の女神に命を預ける相棒である飛行機に描いているのです。士気を高める為に、必要なものだったのです。
米軍は、多くのノーズアートを生み出した国として後世に知られることとなりました。アメリカ空軍(アメリカ陸軍航空軍)機のノーズアートの場合、1機につき1人の乗員(または1組のクルー)という運用体制が確立しており、新しい機体が就役してクルーが着任すると、整備兵に100ドルを払って描いてもらうという習慣もあったようでした。
イラストの多くは当時人気であったセクシーなピンアップガールでした。もう一つ人気のあったジャンルはウオルトディズニーやワーナーブラザーズなどのアニメーションでした。
そのようなノーズアートをテーマに人気のBuships watchブシップウオッチをベティ ブープ™とポパイ™のキャラクターを使って製作いたしました。
今回はスペシャル・リミテッド・エディションとしてノーズアートイメージに相応しいベティちゃんこと、ベティ ブープ™Betty Boop™とポパイ™POPEYE™のキャラクターをコラボレーションいたしました!
ベティちゃんの愛称で知られるベティブープ™は1930年にアメリカでマックス・フライシャーにより製作されたキャラクターです。かわいいとセクシーな要素を持つベティ ブープ™は数あるアニメキャラクターの中でも特別な存在です。その魅力は90年以上経った今でも衰えることなく根強い人気です。性的な意味での“女性”を演じた最初のアニメーションキャラクターとして、当時ベティ ブープ™は実際にノーズアートに描かれていました。女性はもちろんミドル・シニアエイジの男性が身につけていても粋に見えるキャラクターは稀有ではないでしょうか。
ブシップウオッチ/ ベティ ブープ™
ポパイ™は1929年エルジー・クリスラー・シガーによって脇役として誕生したキャラクターでありました。しかし、ほうれん草を食べると超人的パワーを出すという不死身のキャラから一躍に人気を博し、瞬く間に主役の座を射止めました。ポパイ™は水兵(船乗り)という設定もあって第二次世界大戦が始まると、ポパイ™が敵軍と戦う戦争プロパガンダ的なエピソードも作られました。強いアメリカのシンボルでもあったのです。
ブシップウオッチ/ ポパイ™
Betty Boop™ Buships Watch
黒文字盤に白のインデックスはこれ以上にない視認性デザインです。右半分に鮮やかなベティレッドと呼ばれる赤いドレスにまっとったベティ ブープ™。
左側にはU.S.Marine(米軍海兵隊)の共通の掛け声”oohrah!”(ウーラ!)と記されています。
Popeye™ Bus