農業用求人マッチングアプリで新潟から農家さんの人手不足解消と農福連携を促進する!

農業用求人マッチングアプリで新潟から農家さんの人手不足解消と農福連携を促進する!
農業用求人マッチングアプリを導入し、短時間でバイトをしたい方や農福連携したい福祉事業所と農家さんをつなぎます。それによって農家さんの人手不足の解消と農福連携が促進できます。新潟県三条市にある障がい福祉事業所が新しい挑戦をします。ぜひこの取り組みを知って、応援してください!

界もみえてきました。

1. 対応できる作業や事業所数に制限があること

冒頭にも記しましたが、農福連携は農家さんのニーズのすべてを満たせるわけでは有りません。その理由は2つあります。

1つ目はいくら単純作業が得意と言ってもそれだけで農業はまかりません。やはり臨機応変に対応しなければならないこともあります。例えば、収穫した果物の検品作業を行ったとき、微妙な傷やスレの判断。荷造りの綺麗さ等マニュアルに出来ない部分もあります。そのような作業は障がい者には難しく、やはり農家さんが行わなければなりません。

2つ目は地域にある障がい福祉事業所の数が限られているということです。たくさんの農家さんからお声がけいただいても、対応できる数に限界があります。実際にあった例ですが、農家さんから農福連携したいと相談されたとき、近くの障がい福祉事業所に声をかけたのですが、すでに他の農家さんと農福連携を行っていたため、断られてしまいました。

このように農福連携は農家さんのニーズに全て答えられるものではなく、一部の農家さんの人手不足に応えるものとなります。

2. 補助金ありきの体制

現在の農福連携は補助金や自治体の事業ありきで、まだ持続的な取り組みになっていないということです。例えば、農家さんが農福連携したいと思ったときは、自治体に相談するもしくは近くの障がい福祉事業所に直接連絡をしなければなりません。現在は県や各自治体で私達のような農福連携の相談窓口を設けて対応しておりますが、これも単年度毎の事業なのでいつまで続くのかわかりません。

また、農福連携を促進するために農福連携を行った農家さんに助成金が出ていましたが、助成金がなくなった途端に農福連携が続かなくなってしまったケースもありました。これは助成金ありきで農福連携をスタートしてしまったがゆえに費用対効果にあった作業の選定が出来ていなかったためです。

このように農福連携は素晴らしい仕組みではあるのですが、農家さんの課題を完全に解決するものではありません。農家さんが人手を確保し、安定した生産を目指せること。農福連携によって障がい者が経済的かつ社会的に自立が出来ること。そのためにはまず人手が必要な農家さんのニーズに応えられる体制を作りつつ、その中で農福連携を促進していくこと。またそのしくみに事業性を持たせ持続的な仕組みづくりが必要だと考えております。

【サービスの概要】

当プロジェクトは農家と人手のマッチングを促進するために、株式会社アグリトリオが開発した農業用求人システムを導入・運用したいと考えています。まずはサービスを展開している株式会社アグリトリオの概要とサービスの内容について触れます。

【株式会社アグリトリオ】

株式会社アグリトリオ(以下、アグリトリオ)とは愛知県にある武蔵精密工業を親会社に持ち、同社の社内公募である「新規事業創出プロジェクト」にて生まれた新規事業です。『地域に根ざしたワクワクする生活を提供する』をミッションに、農業用求人システムの開発と運用を行っている会社となります。現在は全国にフランチャイズ展開をしており、すでに4つの県でサービスを展開しています。

このサービスはもともと、立ち上げメンバーの身内に障がい者がいた事と代表である石川様の奥様の実家が農家を営んでおり、後継者がおらず人手に困っている状況からサービスの構想を思いついたそうです。

【サービスの概要】

アグリトリオは「農How」「農Care」という2つのサービスを展開しています。「農How」は農家さんと主婦や学生などの時