農業用求人マッチングアプリで新潟から農家さんの人手不足解消と農福連携を促進する!

農業用求人マッチングアプリで新潟から農家さんの人手不足解消と農福連携を促進する!
農業用求人マッチングアプリを導入し、短時間でバイトをしたい方や農福連携したい福祉事業所と農家さんをつなぎます。それによって農家さんの人手不足の解消と農福連携が促進できます。新潟県三条市にある障がい福祉事業所が新しい挑戦をします。ぜひこの取り組みを知って、応援してください!

s://iwafuku.shop/

IWORKS(アイワークス)は、一般社団法人禄陽が2019年2月より就労継続支援A型のサービスとして開始した障がい者の就労支援事業所です。三条市代官島で果樹農家を営む岩福農園と共同で立ち上げたもので、農家さんの人手を確保しながら障がい者の就労訓練の機会として活かす福祉事業所として県内で初めて農福連携を専門とした福祉事業所です。現在は11名の障がい者を持った方々が働いており、岩福農園に作業を教わりながら通年を通して活動しております。雨が降ろうと、雪が降ろうと農作業に出ていく障がいスタッフの姿を見て、彼らの我慢強さと真面目さに驚いています。

また2020年4月より新潟県から農福連携コーディネーター事業の委託を受け、現在県央地域(見附市、三条市、燕市、弥彦村、加茂市、田上町)における農家さんと福祉事業所のマッチングをサポートしています。

今回のプロジェクトは農家さんと本気の農福連携を行う中で、障がい者を取り巻く就労環境や農家さんとの関わりの中で見えてきた課題に対して、私達に何か出来ることをしたいという想いを形に表したものです。

禄陽ホームページ:https://rokuyou.wixsite.com/my-site

「障がい者にうちの仕事は難しいんじゃないかな。他をあたってよ。」

【障がい者雇用の現状】

就労支援という障がい福祉サービスは、就職を目指す障がい者がそのための訓練を受ける場所です。もちろん訓練なので最終的には就職を目指します。しかし、実際に訓練を受けて就職していく人は事業所を利用している方の1割ほどしかいません。これは地方の障がい福祉事業所で顕著にみられる状況かと思います。その原因は障がい福祉事業全体の問題、企業側の問題、理由は様々あるとは思います。

例えば障がいという制限を受けた状態で働ける環境を作り出すことが困難であることが上げられます。突然ですが、皆さんは事務作業の求人を出そうと思ったとき、どのような採用条件をあげるでしょうか。採用条件としてパソコンが出来ること。事務系ソフトが使えることといったところでしょうか。しかし、障がいを持った方は別のことを気にします。身体障害の場合は会社にエレベーターやスロープ、多目的トイレなどの設備があるのか?知的障害の場合は作業内容が理解できるほどの単純か?精神障害の場合は通院による休暇等、福利厚生は整っているのか?発達障害の場合、一人になれる場所があるか?などなど障害ごとに配慮する点が代わりますし、個々人に合わせた環境づくりが必要になってくるからです。このような環境づくりをしてから障がい者雇用をするよりかは、すぐにその作業ができる人を採用しようと思うのは当然の対応です。

これはあくまで一例ですが、実際に私が新潟に来て障がい者のための就労先や実習先の開拓営業のために数千社を回りましたが実習先の確保や就職へとつながったのはほんの一握りでした。

【農福連携】

一方で農作業は障がい者でも貢献できる作業が多く、その裾野の広さに驚きました。あれほど断られた企業への訪問は何だったのかと思うほど、農家の皆さんは障がい者を受け入れ、経験と知識で作業を作り出し上手に委託しています。私達は2020年度より新潟県農福連携コーディネーター事業の委託を受けており、農業者と障がい福祉事業所とのマッチングを行っていましたが、どんな種類の農作業でも上手に切り出せれば障がい者でも貢献できる余地があることに気付かされました。

【私たちの問題意識】

しかし、一方で農福連携における限