ント契約)、着工
同 4~5月 厨房機器の搬入、オープン準備、HP開設、SNS発信、リターン「お礼メール」送信
同 5月下旬 店舗運営に必要な「食品衛生管理者」取得
(調理師免許を持っているので、申請すれば直ぐに取得できます)
同 6月 店舗オープン、その他リターン開始
※あくまで予定ですので、月日が前後する可能性がありますことをご了承いただけたらと思います。
調理の世界の現状
ここからは少し、ネガティブなことを書きたいと思います。
調理の世界は厳しい、とよく聞きますが、その厳しさの種類が独特だと私は感じました。
完全に縦社会
そこのお店、ホテルに先に入っている人は何が何でも先輩であり、上司の判断は絶対です。
いい結果を産むリードならいいのですが、悪い方向に行っていても口を利けず、最悪な状況になることもしばしばです。個人店は違うと思いますが、どこのホテルもだいたいそうだと思います。
このままでは、能力のある若い人が育たず、どんどん衰退してく業界だと思いました。
料理の世界が大好きだからこそ、本気で悩みました。
若い人たちがどんどん辞めていく
しかし、それでも極めごたえのある世界です。中華、洋食、和食などさまざまな分野があって、そのどれもにゴールがなく、十人十色、さまざまな料理の可能性があるのです。
頭の中は常に創造力に溢れていて、本当においしい料理を作るためにみんな日々頑張っています。
無限だからこそ飽きないですし、無限だからこそ。とても難しい世界です。
でも、さきほどの体制の中にいる、社会に揉まれていない若い子たちは、
◎ 面倒な仕事は全て下がやらされる
◎ 時には人格否定されるようなことを言われる
◎ 上が辞めるまで、自分が本当にやりたいことはできない
どんどん辞めていってしまっているのが実情です。
私が今お付き合いしている女性も、そういった理由から退職を余儀なくされてしまいました。
調理経験2年足らずでした。
僕もそうでしたが、3年超えると気持ちが飽和され、体が勝手に動き出してくれます。頭では別のことを考えているのに、体は動いてくれる状態。
良識ある先輩方は口々に「何でもいいから3年は続けた方がいい」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。
彼女と過ごしていると、言葉の端々に料理の世界への未練が聞こえてきます。
まずは彼女と二人で、小さなお店をスタートさせたいです。
若い子の方が可能性に満ち溢れています。柔軟でクリエイティブな発想。
この業界を変えたい
私ができることなんて大河の一滴にしかすぎないと思っていますが、それでもだれかが変えないといけないと思っています。マンパワーで変えていきたいのです。
とてつもない才能があるのにやめていった人に、もう一度働ける環境を作る手助けをしたい、そう思っています。そっと背中を押してあげる手助け。
きっと、もう一度、あのステンレスの上にまな板を置いて、玉ねぎをみじんぎりしたり人参を千切りしたり、灰汁をとったり、詰めたり、繋いだり、煙が出るまで熱したフライパンに油を引いてキャベツを煽ったりしたい人がいるはずです。
私が自身のお店をオープンさせて、モデル店となり、たくさんの人を雇って、みなそれぞれ幸せな人生を歩んで欲しい。私自身も幸せになりたい。私を産んでくれた親に、私を産んで良かった、と思って欲しい。私を取り巻く全ての人