タオル工場の廃棄する糸を減らして、地球環境に貢献したい【残り糸削減プロジェクト】

タオル工場の廃棄する糸を減らして、地球環境に貢献したい【残り糸削減プロジェクト】
タオルになれなかった糸がたくさん残っていることを知っていますか?そんな残り糸の寿命は1年。1年経つとタオルになれず、残り糸は燃やされます。残り糸が燃やされる前に、使ってもらえるタオルにしたい。抗菌・抗ウイルスのE-tak加工にして、環境にやさしいタオルをお届けします。

はじめまして。プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

大阪で繊維製品の卸業をしております神野織物株式会社と申します。

弊社は、創業から120年の歴史をもち、タオルや手ぬぐいなどの卸会社として長年やってきました。
業界では早くインターネットの波に乗るなど、時代に合せて変化していくことを大切にしています。

そして今、私たちは経済、環境、人、それぞれで良いサイクルを生み出す目標であるSDGsの実現に向けて取り組み始めています

「今年は、残糸が多くて困ってるんだよね・・・」

そう打ち明けてくれたのは、あるタオル工場の社長さんでした。

話を聞くとコロナの影響により、タオルの制作量が激減してしまい、予定より多く糸が余ってしまったとのこと。

私がこの話を聞いたとき、今こそ動く時だと確信しました。

捨てられる糸を減らし、多くの人が長く使ってもらいやすいタオルを作る、そのプロジェクトを通してSDGsの目標実現に向けて社会に対しても一企業として貢献しよう。

そして、この「残り糸削減プロジェクト」は始まりました。

地球環境の問題の一つに、ゴミのを燃やしたときに排出される温室効果ガスの問題があります。

日本全体では、年間おおよそ4,272万トン(東京ドーム約115杯分) のゴミが排出されています。

出典:環境省 報道発表資料
「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について」より引用

工場はタオルの注文を受けると、不良品がでたときのために糸を10%から20%多く準備します。

その糸が、残りどんどんとたまっていきます。

「他のお客様の注文で、その残った糸を使用すれば良いのではないか」と思われるかもしれませんが、タオルの生産の都合上ほとんどの場合できないのです。

その残った糸は1工場だけで1年間にフェイスタオルおよそ5万枚の分量が発生し、1年以内に使い切れなければゴミとして捨てられてしまいます。

私たちはこの残った糸に注目、捨てられる予定の糸を使ってミニバスタオル「nokori-ito」を製作したいのです。

このnokori-itoを作った残糸たちは、実は日本のタオルの名産地「今治」でつくられました。

今治産の糸なので、品質がとても良い物となっています。

私たちは、ミニバスタオルをつくるうえで長く愛用していただけるよう機能性にも着目しました。

※1Etakは株式会社CampusMedicoの登録商標です。
※2すべての菌やウィルスを、除菌・除去するものではありません。

nokori-itoには「抗ウィルス」「抗菌」「防臭」のEtak加工を施しました。

タオルの異臭も防ぐことができるので、手に異臭が移らず清潔に使っていただけます。

nokori-ito は長さが約115×36cmとなっており、ハンガーに干して乾かすことができます。

通常のバスタオルの大きさのように、スペースを取りません。
ハンガーに吊るすことで、3枚でも4枚でもスペースを取らずに干すことができます。

nokori-itoの表面はパイルの間に隙間があり、凹凸状になっています。

隙間があることで、風通しがよくなり乾きやすく、拭いたときもしっかりと水気も取ってくれます。

吸い取る力に加えてかき出すように取ってくれるので、身体をサッと拭いて服を着れば、湯冷め防止にもなります。

タオルもすぐにへたって買いなおしていては、せっかくエコなタオルを使っていてもゴミが出てしまい意味がありません。

一つのものをながく使っていただけるよ